精神年齢9歳講師のブログ

日々を自由研究の如く生きたい。

指導法

ネガティブ感情という”もう一人のボク”とどう折り合いをつける?

急になんだという話だが、さまざまなフィクションにおいて、キャラクターの中に、理性で制御できない別の人格が宿っているといった設定がよく見られる。 最古の例を僕は知らないのだが、これを「もう一人のその人」と呼ぶのなら、遊戯王や犬夜叉といったメジ…

"毒感情"を止めるのではなく、解毒するシステムを自分内外に設計したい。

組織単位か自分事か関係なく、ネガティブな感情への身の処し方は、熟達を必要とする達人的な技術のように思い始めている。 これらの感情はそもそもが好ましくないとして、発生自体させないよう悪戦苦闘する人が多いのだが、僕はもうそれは諦めている。不可能…

起業家とビジネススクール生の働き方の違いが、対照的で面白過ぎた!

今日もまた、今読んでいる本についての記事を書く。読めば読むほど膨大なヒントが圧縮されていることに気付き、それに圧倒されながらページをめくっている程だ。 予測不能の時代 データが明かす新たな生き方、企業、そして幸せ/草思社/矢野和男 posted with …

僕が”目指してはいけない”リーダー像を言語化する。

僕は、どんなリーダーでありたいか。この自問は何度も行ってきたのだが、今日ふと、そのまた別の一面を、明確に言語化できたことを感じている。 だからその記憶が薄れる前に、音声を文字に起こすアプリを立ち上げて、退勤中に運転しながら、その考えを吹き込…

ローマは1日にして成らず。「完成」までの時間と労力を更新する。

自分が目指す校舎や組織、雰囲気がある。だが、そこに到達するまでには明確なタイムリミットがあるし、かつ現状そこに全く至っていないことに焦る気持ちも、強い。 どうすれば”如何に早くそこへ辿り着けるのか”をずっと考え続けていたが、そもそもこの問いが…

【同業者向け】どこの塾もしていないことをするのではなく、どこの塾もしているのにやっていないことをする。

今日は手前味噌だが、少し経営論的な話をしようと思う。どちらかと言えば助言ではなく、自分に向けた業務依頼書のようなものだけど。 最近、組織運営について、「やっぱりそうかー」と、少し諦めるというより、腹を括りつつあることがある。それは、一発逆転…

【確固たる「我」など存在しない】という教えが、やっと少し、腑に落ちた。

仏教について解説した本や、その教えに触れた人は、「確固たる「我」など存在しない」という根本原理に触れて、首を思い切り傾げることだと思う。 僕もそうだ。現に僕は今、ここにいて、思考している。デカルトのセリフを借りれば、「我思う、故に我在り」な…

【無駄に10,000字】連勤術と繁忙期を経て解った、僕自身の根本的なバグ。 ―僕は繭の中で蝶を夢見る蛾の幼虫だ―

まだ先のことを考えるのは少し嫌だが、明日で冬季講習という、ある意味ハチャメチャな繁忙期が終わる。 ただし、ハチャメチャな生活が終わるというだけで、共通テストが1月13日に迫っていることから、やはりそれまではフル休みを取れそうにない。 時間外労働…

世界を【見る】のではなく、【感じる】つもりで観察すると、すごくしっくりくる。

「熟達論」の【観】の項を読んでいて、「ん?」と思う箇所があった。それは、「俯瞰」について書かれた部分であり、世界の構造の観察の仕方についてである。 別の動画で語っていたが、筆者はこの【観】の章が最も書くのに苦戦したらしく、確かに読んでいても…

ストレスとエネルギーは別物のパラメータとして考えよう。

色々勉強する中で段々とそう思うようになっているのだが、体調を考える際、ストレスとエネルギーは一括りにせず、分けて考えた方が良い気がしている。 そのきっかけは、最近、下園壮太さんの新刊(に当たるのかはわからないけど)、『心をリセットする技術』と…

僕はなぜ、子どもが正直、”嫌い”なんだろう。

この仕事をしておきながら「なんで?」と言われそうだが、僕は子どもが好きじゃない。どちらかと言えば、嫌い寄りである。 僕は自分の子どもが欲しくないのだが、その最たる理由は、同じ屋根の下で暮らすと、ストレスで僕の頭がおかしくなる未来が容易に想像…

2024年の目標は「理性と感情の落としどころを意識できるようになること」です。

この記事を書いている今は、2023年があと5日で終わるという時分である。毎年思うことだが、気付けばもうカレンダーの最後の行になっている、という感じだ。 今年を振り返るには少し早いのだが、直感として思う課題が一つ。僕は我ながらゼロヒャクで考えると…

【クソ感情】の解像度を、色んな手段の総動員で、目一杯高めてみた。 ―結果判る。相手は、どうでもええ。

一瞬で切れたのだが、ある着信があった。その番号の主は、過去に相当上から目線でマウントを取ってきた、正直言ってとても嫌いな人である。 掛け間違いか、それともまたクレームか。そのときから1時間くらい経過したが、折り返しもないし、僕から掛け直すの…

「多忙」に翻弄されたときに必要なのは「手放し」ですな。

いよいよ魔の冬季講習が始まる。今年は高校三年生が比較的多い年度なので、共通テスト前のコマ組が求められ、なかなかに逼迫している。 更に重ねてシフト調整、面談、予習、教材準備などがドバドバと残り、果ては数時間の作業量が前提の依頼が飛んできて、頭…

得意なことは、案外自分ではわからない説。

昨日のやり取りで、国語の指導中に生徒から、少し不思議なことを言われた。それは、大体以下の感じの内容だ。 「なんで言葉の知識をそんなに持っているんですか?漢字検定準1級ぐらい持ってましたか?」 これを言われて驚いた。実は僕自身、漢字検定は16歳の…

仕事をセーブするのが不安なあなたへ。休むのは・・・イイゾ✨

大体2週間前から時折ぼやいているが、クソ繁忙期がようやく一区切りついた。ちょっとしたらすぐに冬季講習が始まるが、一息つける貴重な時期に差し掛かっている。 しかし、先週、今週と続いた繁忙期は、それなりに僕の心身を疲弊させやがったようだ。過去に…

話を聴く側として、僕が抱えている弱点を整理する。

今日、塾での教育相談に一区切りがつく。厳密にはまだ数件残っているのだが、毎日3つも4つも懇談を行うという日々は、一旦今日で終わりだ。いい酒が飲める。 しかし、そんな日々の佳境で一番実感しているのは、僕自身の心身の消耗だ。特に後半の数日は、風邪…

集団授業はオワコンなのか?

今日は、最近オワコンと捉える風潮さえも感じる集団授業の意義について、自分の考えを述べてみたい。 実際、近年の問い合わせの傾向を鑑みても、やはり個別授業が重要視され、集団形式のそれは段々と減りつつある。色々足掻いてみたが、これは”時流”なのかも…

「この人のためになることを言おう」という気持ちで話を聴いてはいけない、らしい。

まだまだ教育相談のシーズンは続く。せっかくならばインプット量も増やし、経験値の質を上げたいと考えているため、色々な【傾聴】に関する記事を読んでいる。 そんなとき、たまたま読んだ精神科医の記事から、ある興味深い考え方を得られたように感じる。そ…

「ゆとり世代」と「思考力重視世代(仮)」の陰陽を考える。

今日は「なんだかんだで詰め込み教育の段階も必要だよね」というテーマで、記事を書いてみようと思う。 かくいう僕自身は、いわゆる”ゆとり世代”だ。この呼称は割と嫌いだし、この時期の教育が良かったか悪かったかというのは、まだ歴史的評価の途上だとしか…

中2地理・近畿地方の予習をしていたら、久々に「面白い!!」と思えた。

昨日書いた記事の、いわば続きになる内容を今日は書いてみる。つい最近、僕の中で、「問いが見つかるまでは予習をする」というラインを設定した。 教科書や問題集の解説や説明に、「なぜ?」「どうして?」をぶつけながら読んでいく。それらを解決し、僕なり…

僕の理想の働き方は、「美術館の館長」なのかも。

昨日の記事を書くためにあれこれと考える中で、僕にとってある種理想的な働き方・生き方を具現化した場所は、多分美術館であるということに気付いた。 羽生善治氏の言い方を借りればこれはただの”閃き”だ。なぜそう思ったか、全然説明ができない。もしかした…

「お前は何がしたいんだ?」という超難問に、そろそろ答えられるようになりたい。

僕は何がしたいのだろうか。最近、このことをふと考える機会が増えた。僕は究極この世で何をしたくて、そして何を遺して、消えたいのだろうか。 生きることについて、究極的な目的など無いと言われる。それは僕も同意する。僕は勇者か何かの末裔ではない。大…

「忙しくすれば悩みは消える!」はガチだけど、一つ盲点がある。

昔から僕はよく悩む。一応過去10年くらいに比べたら、だいぶ自分の中のネガティブモンスターを御せるようにはなってきたと思うが、それでも、まだまだだ。 だからこれまで、【D・カーネギーの道は開ける】とか、【心の疲れを取る技術】などの、主にメンタル…

2週間で、英検の面接を30セット以上担当して気付いたことまとめ。

英検のハイシーズンがそろそろ終わる。その一環として面接練習(二次試験対策)を受け持ったのだが、例えば2級となると、なかなか担当できる講師が居ない。 必然、コマの時間をできるだけ短くしつつも、回数を増やすことで講座の体を保ちながら、僕が隙間時間…

「明日できることは、明日やればいい」―という考えは、ゆとりなのか破滅なのか。

確かひろゆきさんの座右の銘だと記憶しているのだが、「明日できることを今日やるな」という格言がある。 似たようなセリフはファイナルファンタジーXのジェクトというキャラクターも言っており、「明日できることは明日やればいいんだよ」というセリフがあ…

自分の心の声に耳を貸し過ぎない、ということ。

今日は、「自分の心の声にいちいち耳を傾けない技術」みたいなことについて、記事にしてみようと思う。 「人間の脳みそはおしゃべりだ」というフレーズがあるように、人は暇な時間や後ろめたい気持ちがあると、勝手に色々な思考が頭に浮かんでくる。 しかも…

我流の落とし穴。

今日は、今まで以上にだいぶ抽象度が高い話を書いてみる。タイトルの通り、「我流の落とし穴」についてだ。 勉強でもスポーツでも趣味でも何でもそうだと思うのだが、物事に取り組む一番初めの段階は、「模倣」か「我流」の二つに一つしかないと考えている。…

「率先垂範」の大切さと奥深さを改めて実感した一幕。

精神的に未熟に聞こえるので語るのも恥ずかしいのだが、僕は終業後に掃除をして帰るというルーティンを自分に組み込むことがほとほと苦手である。 やってはみるが、「仕事はもう終わった」という思考が邪魔をして、「掃除しよう」という意識に切り替えられな…

本当にストレスを減らすには、ネガティブな感情の”解釈を変える”。

今日は、「ネガティブな感情の解釈を変える」というテーマで、記事を書いてみようと思う。 昔の僕もそうだったのだが、不安・イライラ・恐怖といったいわゆる好ましくない感情については、なるべくそれを”消したい”というのが大体の人の考えだと思う。 実際…