授業開始時の最初の時間。どう扱うかは意外と難しく、講師の工夫を問われる部分でもある。
導入次第ではその後の知識の定着や、集中力の持続時間にも影響が出るため、決して手を抜けない。うーん、これは永遠のテーマかも。
そこで今日は、僕が何度も試行錯誤した結果、安定して【反応が良い】話をここにまとめてみる。
授業開始が当たり障りのない近況報告や、提出物の回収くらいになっているのなら、ぜひ試してみていただければと思う。
①論理クイズ
手軽さと実益で言えば、最高クラスのテーマだ。小・中・高と広く使えるのもまた嬉しい。
論理というものを遠回しに、だが確実に伝えることのできるという側面もあり、科目問わず導入としてよく出題する。
このまとめサイトは無数に存在するので、ネタには困らないはず。
生徒の顔ぶれ的にちょうどよい難易度をチョイスし、2~3問ほど試してみてほしい。
※生徒の反応が特に上々だったのは、以下の問題。よろしければ挑戦してみてほしい。
ある公園に、見た目がそっくりな女の子が2人遊んでいた。話を聞いてみると、誕生日も、両親も同じだという。
そこでその人は、『あなたたちは双子ですか?』と尋ねてみたところ、『違うよ』と返ってきました。
これは、どういうことでしょう?
②意味が分かると怖い話
これまた先ほどの話と被るが・・・。生徒は選ぶものの、怖い話のウケはかなり良い。
その中でも聴き手の頭を使わせるためには、そこに謎をちりばめるのが良さげ。となれば、意味コワの出番である。
少しだけ予習が大変なのと、メジャーすぎると生徒が知っている場合があるのが難点だが、補って余りあるほど使い勝手の良いストーリーだ。
背後の気配に注意しつつ、予習してみてほしい。
※ガチで怖い話なら、『島田秀平』の怪談が個人的にお気に入り。
ただし技術を求められるうえ、マジで怖いので、生徒に話すときは色々注意してほしい。
③ランダムクイズ大会
イメージは、『Qさま』とか、『内村さまぁ~ず』の大自然クイズに近い。
テーマを9つくらい用意し、それにマッチするクイズを延々と出す・・というのも、盛り上がりで言えば最高レベルであった。
(僕は『歴史』『校舎の事件簿』『時事』『スポーツ』などを用意していた)
ただ、盛り上がり過ぎて制御が少ししんどいのと、準備が他のの非じゃないくらい大変なのがネック。
定期テスト空けなどの余裕があるときに、実施してみてはいかがだろうか。
終わりに。
ということでふんわり集団授業向けのテーマになったが、個別授業でも全然問題なく使えるものに、たまたまそろった印象だ。
大切だけど、意外と気が回らない導入部分。難儀しているなら、ここに書いたことをぜひ試してみてほしい。
※論理クイズの答え→三つ子以上