最近、『宿題は学力向上に意味なし!!』みたいなトレンドが爆誕している。
これに関して僕は、『現場としてもその通りな気がする』と、正直思っている。
『課題を出すことで、強制的にでも学習時間を確保する!』というのが意味合いだろうけど・・
ぶっちゃけ『宿題をするヤツ』は出さなくても勉強するし、やらない奴はせいぜい『意味もなくページを埋めてくるだけ』というのが現実ではなかろうか。
何というか、『当たり前』って時代が変わると壊れるもんなだぁとしみじみ考えさせられる。
―とはいえ、いきなり『宿題なんて出しません!』と言い切れば、それはそれでクレーム物である。特に学校の先生は無理ゲーであろう。
と言うことで今日は、いずれ僕が提案したいと考えている、『ちょっとでも意味ありげな宿題』について2つほど、独り言としてまとめてみる。
①ペアティーチング
僕は『誰かに教えること、誰かに教えるつもりでインプットすること』こそ、最高の勉強方法の1つだと考えている。
僕自身この仕事を始めてから、なぜかセンター試験の英語の点数が、現役の頃より20点くらいアップしたからだ。体感としても強い。
それをしかと味わってほしいため、『ペアティーチング』という課題を出してみたいと強く感じている。
内容としては以下の通り。
1 AとBをペアに設定する。そして、二人に共通の課題を出す。(テキストのページで区切る等、出し方は流動的でOK)
2 Aには、その内、『第1問~第2問』を次回Bに解説と指示。
3 一方Bには、『残り』を次回Aに解説と指示。
4 次回授業時、お互い3分ずつくらいで個別授業を行う。
という具合。にぎやかなクラスだと慎重にならねばならないが、クラスの雰囲気が良さげなら、僕は導入してみては?と提案したい。
(実際にやってみた折は、ここにレポートを書くのでお楽しみに。)
②単語アプリ
英単語は『書いて覚えろ!』とか『長文の中で覚えろ!』とよく言われる。僕自身色々ここは考えを持っているが、思い切って絞りたい。
中学レベルなら、正直単語単品の丸暗記を何度も繰り返す方が速い!
と思う。高校レベルになるとそもそもの意味がアバウトで覚えづらいが、中学レベルでそれは稀だ。
となれば、こういう無料の単語アプリを必須でダウンロードさせ、課題としてマジで出したいくらいだ。
また、同時に『スペル』も覚えたければ、『タイピング』で学習するのも大アリだ。
進捗を管理する仕組みを作り、またこういうのが禁止されている生徒にセーフティーネットを整備したうえで、実践してみたい内容である。
ということでかなり短めの記事になったが・・それくらい、『有意義っぽい宿題』を出すのは難しいということではなかろうか。
学習の主軸について、僕は『苦手を潰して全部できるように!』ではなく、『得意で興味がある分野を、圧倒的に伸ばそう!』と個人的に考えている。
そうなれば、『自学』の意味合いも色々と建設的に変わってくると思うのだが・・。まぁ、先は長いだろうなぁ、と。
これ以上書いても愚痴にしかならないと思うので、今日はこの辺で。