精神年齢9歳講師のブログ

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『板書』をキレイにしたいならオススメしたい、本と小技まとめ。

『板書』は何かを人に教える際、非常に有益なツールである。

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情報のみならず、例えば数学の解法のプロセスも併せて伝えられるため、上手く機能させればとても使える道具なのには違いない。

 

ただそれも、余計なノイズが入っていなければ、の話。無駄な情報然り、分かりにくい表現然り。

 

その辺は意識でどうにもなるのだが、『そもそも板書をキレイに書く』という問題が、抽象的でアバウトだ。

 

そこで今日は、『キレイな板書』≒『生徒の集中を無駄に削がない板書』と定義したうえで、オススメの本と小技をまとめてみる。

 

 

 

教師のためのきれいな字を書く六度法1週間レッスン増補 

 

導入としてはコチラがオススメ。僕は実のところ字がヘタクソで、あんまり表立って文字を書きたくないほどだ。

 

ただ、ここに書いてある教え(読みやすいという印象を与えるための字のコツ)を実践すると、我ながらクオリティが上がったと感じたので驚きだ。

 

『線の間隔を統一する』『気持ち右上がりで書く』と言った風に、教えもシンプルで、難解な訓練は不要である。

 

中古も多く出ているので、ぜひ手に取ってみてほしい。

 

小学漢字1006字の正しい書き方

 

白状すれば、僕は書き順と言う概念に懐疑的だ。(だから字が汚いのだが)

 

理由は、どういう手順で書こうが、最終的に出来上がる文字は同じものだからだ。プロセスまでこだわるのは、数学くらいにしてほしい。

 

―とはいえ、真面目にコツコツ頑張ってきた生徒ほど、教える側の書き順にも目を光らせているものだ。僕も何度か、『違う!』と指摘された。

 

そこを糸口に、クラスの統一が乱れることもある。死ぬほどめんどくさいが、ある程度の基本は知っておいた方がベター。

 

『なんか縦の線は最後に書くパターンが多いよね』くらいのノリでいい。

 

『あぁ、懐かしいなコレ!』という軽い気分で、流し読みするだけでもメリットは大きいのでオススメだ。

 

黒板を塞がない。

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生徒からよく挙がっていたコメント。それは、『見えん!』である。しかも原因は、僕。

 

字が小さいのではなく、生徒の視線と板書の間に僕がいたため、そういうコメントが出ていたのだ。

 

そういうのに悩んでいたのとたまたま時を同じくして、『黒板の前に立つな!』とめちゃ怒られる研修にぶち当たった。

 

メンタルはボコボコにされたが、得られた学びは大きかった。

 

それ以来、意識して生徒と板書の間には立たないようにしている。

 

しゃがんだり、手を伸ばして書いたり、やむなしの場合は『すぐどくから待ってー』と言ったり。

 

この工夫だけで、受ける側のストレスは大きく減る。絶対に試してほしい小技である。

 

―ということで今日もまたニッチなテーマになったが、意外と教えてもらえないテーマでもある。

 

黒板との付き合いにお悩みであれば、ぜひ参考にしてみてほしい。

 

それでは今日はこの辺で。