精神年齢9歳講師のブログ

日々を自由研究の如く生きたい。

逆に僕が『生徒に推奨したいもの』も、この際まとめてみる。

先日、僕が『撲滅したい学習法』についてまとめた。

jukukoshinohibi.hatenadiary.com

 

しかし、良い環境を作るには、悪い要因だけを除いても無駄だ。積極的に、それを推し進める施策も打たねばならない。

 

そこで今日は、前回の続編的な位置づけとして、僕が生徒に推奨したい(しているもの含む)アレコレをまとめてみる。

 

 

 

起立学習

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『勉強は座って行うモノ』という信仰は根強い。だからこそ、『辛い』『退屈』というイメージが先行しているのもあると思う。

 

実は、座るよりも、"立って"学習する方が、その効果が高いかも?という話があるのだ。

yuchrszk.blogspot.com

 

これについて思い出すのが、僕自身が高校の頃の話だ。

 

ある英語の授業で、半数程度が眠そうな様相を呈していると、それは行われた。

 

『全員起立』し、隣同士ペアとなり、先生が発した日本語を英語にできると着席できる・・なんてゲームが行われていたのだ。

 

当時はただめんどくさいとしか思えなかったが、終わった後は眠気も吹き飛び、すっきりした気分になっていたものだ。

 

流石に授業時間全てを起立させるのは難しいので、例えば授業開始時の音読や、眠気が襲う中盤など、科目によっては積極的に使ってみたい。

 

筆記開示

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人はマルチタスクが苦手だという話は、いつぞやも述べた。実はその『マルチタスク』の定義はかなり広く、『考え事』もそれに含まれる。

 

SNSが普及したからかは知らないが、人間関係に変な悩みを持つ中学生・高校生は多い。多感な時期と言うのもあるかも。

 

そういうのに介入するのは素人である僕らの仕事ではないと思うが、効果が高い手は打てる。

 

それが『筆記開示』だ。これは、自分の頭の中にあるモヤモヤした何かを、なるだけ言葉にしつつ書き殴るというものだ。

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ついでに頭が良くなる効果もあるらしいので、色々と美味しい。

 

だが効果を出すためには、20分程度は行うのがミソらしいので、授業内で行うのは考え物だ。

 

だから今は、『四行日記』がいいかもな~と、こっそり思案中である。

daigoblog.jp

 

内容は簡単で、『その日にあった悪いことを1つ、良いことを4つ、セットで書き出す』というモノだ。それぞれ1行程度の短文で良い。

 

僕自身もかなりのネガティブでくよくよ考えるタイプだが、こういう何かに表現するということをすると、とてつもなくスッキリする

 

自分が試してかなり良かったものなので、是非ともシェアしたい。これに関しては、学習うんぬんよりも、そういう側面が強いかも。

 

パズル系ゲーム

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『勉強できるヤツ』と『そうじゃないヤツ』の違いは、今の科学をもってしてもやはり難題らしい。

 

だが、ある程度の傾向は見えるという。それは、『ワーキングメモリ』の能力差だ。

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ワーキングメモリについて簡単に言うと、以下のような説明に落ち着く。

 

ワーキングメモリ (working memory)とは、一時的に情報を脳に保持し、処理する能力です。

 

https://studyhacker.net/columns/workingmemory-image

 

例えば、他人から言われた指示は、そのタイミングだけ覚えて、完遂したら忘れるものだ。

 

また、友達と割り勘をする際、一人当たりの代金はそれが済んだら忘れるはずだ。

 

ざっくりだが、ワーキングメモリとはそういう短期の記憶を保持する能力と言える。

 

―では、これが頭の良し悪しとどう関係するか、だが・・・。

 

国語の問題を例に取る。抜き出し問題があったとして、問題には『文字数』『語尾』といったヒントが散りばめられている。

 

ワーキングメモリの性能が高いと、それをきちんと頭に残したまま、本文からそれを探す作業に集中できる

 

だが逆だと、読んでいるうちにそれらの情報がどんどんと抜け落ちる。結果、よくわからない箇所から持ってきたり、文字数を間違えたりするのだ。

 

ある程度の文章題になると、自分で色々な情報や論理を積み上げて、答えに辿り着く力が求められる。

 

ワーキングメモリの性能が低いと、その条件が一定時間でガンガン消えていくという大きすぎるハンデを背負っているようなものだ。

 

結果、覚えるのに難儀したり、文章題が解けなかったり、スコアが振るわない傾向にある。

 

うーん、難題だ。

 

しかし救いはある。この『ワーキングメモリ』は、鍛えることが可能なのだ。

daigoblog.jp

 

本当はマリオ64とかを置いてもいいのだが、私企業とはいえ確実にクレームが来る。少し調べてみると、以下の要素がカギらしい。

 

あるルールを覚え、かつ臨機応変にそれを使いこなす必要があるモノ

 

 これを踏まえ、例えば楽器の演奏なんかも効果アリとされていた。だがこれもやはり、騒音というクレームが来るだろう。

 

だから現在は、以下のそれっぽいトレーニングの内、安価でラクに導入できそうなものから始めていくつもりである。

 

数独、将棋、ルービックキューブ、Tパズル、そろばん、テトリス

 

結果は長期にならないと出てこないだろうが、夢のある話だ。(むしろ宿題で将棋覚えてこい!ってのも面白いかも)

 

これは絶対に近々試してみる。

 

―ということで、やはり自分が『やりたい!』と思うことの方が文字数が増えた。

 

公企業だとハードルがクソ高いと思うが、声掛けの一環としてどうだろうか。

 

それでは今日はこの辺で。