合格実績や生徒のモチベを振り返ると、双方が良い感じで推移している年度とそうじゃない年度とで、ある種の傾向が見て取れる。
それは、『自習に生徒が来るタイミングと、その数』だ。早ければ早いほど、そして多ければ多いほど、良い結果が出ている。
僕自身、ここ1年くらいは、ずっと『いかにして自習室へ生徒を呼ぶか?』に心を砕いている。
これは学年も学校も無関係であり、僕は『最高の自習室』を本気で創りたいと考えている。
以下、僕のプランと、目指すゴールについて、完全なる独り言だがまとめてみる。
僕が最高の自習室を創りたいワケ。
講師や教師のジレンマだが、ぶっちゃけ『授業』の時間だけで成績が伸びることはないと思う。
僕らが伝えられるのは、問題を解くためのテクニックや考え方であり、それを使いこなして学力を高めるのは、生徒の仕事だと言える。
責任転嫁をするつもりはないが、自学の習慣が皆無の生徒がくすぶっても、僕としては『そりゃそうだよ~(嘆)』とどうしても思ってしまう。
基本、家で勉強する生徒は稀だ。僕自身、家での勉強時間はガチで少なかった覚えがある。何というか、そういう環境にしていないからだ。
だからこそ、キチッと勉強ができるような環境を塾に創り、より成績アップや学力アップを図れるような取り組みがしたいのだ。
そんなことを述べたところで、以下僕のプランを述べていく。
①裏紙を完備する。
計算用紙として、何かしらの裏紙はすごく重要なツールだ。そして、意外とそれを大量に入手するのは、生徒からすると難しい。
ゴミ問題とかが山積し実行に移しづらいものの、僕はこの裏紙システムを絶対に創る気でいる。
いちいち立ち上がりあーだこーだという手間を、なるだけコチラで減らしたいのだ。負担を増やさないままに、労力を削るにはどうすればいいか。
頭が痛いものの、実現出来たら強いシステムである。
具体的施策。
②集中力アップのテクを実践する。
『集中力』を如何にして生み、維持するか。実は、結構環境によるところが大きいという。
だから僕は、『集中力』を生む環境を創るため、あらゆるテクニックを自習室に導入すべく、日々Amazonをポチポチと漁っている。
例えば、『風景写真』や『観葉植物』があると、集中力がそれだけで増すという話もあるのだ。カラーコピーや物を使えば、コストは抑えられるハズ。
また、携帯電話等の集中力を阻害する要因は、完全に排除するように仕向ける。
後は、どうにか無音のそれを見つけたいが、25分→5分サイクルを全員に身につけさせたいので、テーブル1つにタイマー1個を置きたいとも思う。
希望者には優れた耳栓を販売しても良い。また、一部机をスタンディングデスク形式にするのも面白そうだ。
アイデアはモリモリと膨らむ。あとは如何にして具現化するか。色々裏口工作も必要そうで面倒だが、ここは頑張らねばならないところだ。
③結果、良い『ピアプレッシャー』を生む。
いささかネガティブな画像を選んでしまったが・・。『同調圧力』は、あまりいい意味で使われない語句っぽい。
簡単に言えば、影響力がある人の意見と反対を述べたり、みんなが言っていることに異を唱えたりするのは難しい、という意味だ。
『みんなと同じであれ』というプレッシャーともいえる。
だが、これは使い方を誤らなければ、良い方向にも使える。
勉強に本気で精を出す生徒が多数となれば、むしろそちらに同調しない方が悪だ。(集団心理的な意味で)
『みんなは自習に来て頑張ってるけど、お前はしないの?』という圧力は、思ったほど強い。
それで学習時間が増えれば、結果は自ずと出る。そうすればその生徒自身が、自習に来ることの成功例となる。
僕はその相乗効果を創りたいのだ。
―無論、例えば『スマホはこっそりならOK』みたいなヌルい価値観が広まると、そちらも変な雰囲気に繋がるので、目を光らせる必要は絶対にある。
日頃のタスクを25分→5分ルーティンにしている僕なので、その5分を巡回に充てるなど、工夫はずっと考えている。
終わりに。
他の塾講師のブログを見ていると、この自習室の雰囲気作りには、相当心を砕かれていることがうかがえる。
そして同時に、上手くいかせる為の努力は、僕が今考えているよりも重そうだ。
かつ、僕が居なくなった瞬間に崩壊しても意味が無いので、何とかして仕組みを創りたいと思う。
まだまだ施策の段階ではあるが、少しずつ試してみて、何かしらの気づきがあればこちらにシェアしていく所存だ。
それでは今日は、この辺で。