精神年齢9歳講師のブログ

日々を自由研究の如く生きたい。

絶対に言ってはならない、生徒の『やる気と自尊心』を著しく損ねる発言とは?

生徒への声掛けは、本当に気を遣う。

 

声掛け一つで良い意味で大化けすることは本当に稀なのに、逆にどこまでも落ち込むことは案外多いからだ。

 

そこで今日は、僕がやらかした・・とかじゃなく、『これだけは絶対言うな』と本なり先輩の経験則なりで学んだ、やる気激削ぎフレーズをまとめてみる。

 

 

 

 

『俺のおかげだな!』

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これは僕が言われても超嫌だ。例えば生徒が良い点を取ってきたとき、こういうセリフを吐くと・・・。

 

やる気が激しく削がれるだけでなく、多分信頼関係もぶっ壊れる

 

『幸せになる勇気』にも書いてあったのだが、指導者とは『上手くいったら生徒の頑張りで、上手くいかなかったらコチラの責任』なのだ。

 

頑張りを認めてもらいたいのは分かるが、他者から自己重要感を埋めてもらうのではなく、自分で自分を認める声掛けを意識しよう。

 

ただ、認めてもらいたい!という欲が強くあるなら、例えば4行日記から始めてみてはいかがだろうか。

daigoblog.jp

 

『お前は天才だな~』

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これは結構怖い心理なのだが、人は『才能』を褒められたとき、『努力』を放棄するのだという。

 

『才能』があるという評価を壊したくないがため、例えば不正に走ったり、他の生徒の足を引っ張ったり、好ましくない行動が増えるのだとか。

 

ちなみにこれについては、『成果』を褒めても同じ効果が出てしまうらしい。うーむ、怖い。

 

ただ、『努力』を褒めてあげることで、良い影響を与えることは出来るそうなので、褒めるならどんどんと『取り組み』をそうしてあげよう。

 

『次はここを当てような!』

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これは順番の話なのだが・・・。生徒がウキウキした様子で持ってきた答案について、ダメだった方から突っ込んじゃう人がいる。

 

『こことっときゃ90点だったね~』みたいな。水を差すにもほどがある。

 

それを言いたければ、まずは努力と点数を褒めてからだ。(点数は成果に当たるので微妙だけど)

 

失敗を突き付けられると、やる気は面白いほど減る。自分に置き換えてもそうだろう。

 

シンプルな理屈だが、『自分がされて嫌なことは、人にしない』に限るのだ。

 

終わりに。:結局言ってはならないことの共通点とは?

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実は、上記のセリフたちは、結構コンパクトな要素に集約できる。

 

① 自尊心をへし折る!

 

② 努力しなくともいい、と思わせる!

 

③ 敗北感を想起させる!

 

これらの要素を含んだものは、生徒のマインドを簡単にブレイクする、ダメな意味のキラーワードと化す。

 

こういった言葉を無意識に吐いてしまうと、面白いほど生徒が離れていく。そうなった塾や教師の成れの果ては、想像するだけでも恐ろしい。

 

僕も今以上に気を付けよう。そうしよう。

 

それでは今日はこの辺で。