塾講師にとって鬼の日々が始まった。
今日もまたとんでもなく疲れがたまり、とっとと仕事を片付けて帰らねば、睡眠時間がガリガリと削れてしまう。
･･そういう多忙なときに思うのが、一休さんのセリフである。
【慌てない、慌てない。一休み、一休み。】
世の中のスピードが尋常じゃない昨今、呑気なこと言ってんじゃねーぞ！とプチ炎上しかねないセリフだが･･｡
これは言い得て妙な真理だと思う。その話を今日は軽ーくご紹介。
忙しいときに見えていないもの。
仕事が抜ける。テンパる。イライラする。クオリティが雑になる。白髪が増える。なんか知らないけど焦り、不安になる。
繁忙期に起きることは、基本ネガティブな何かに終始する。これもまたその通りだと思う。
こういう時に見えていないものは、【全体像】だ。
『今日は何をすればいいのか？』『逆に、今日じゃなくても良いことは何か？』というのは、逐一確認しないと、自分で自分の首を絞める。
忙しいときほど、5分程度手を止めて、自分が抱えるタスクを整理整頓するべきなのだ。最近、これをひしひしと感じる。
結果、あれもしなきゃこれもしなきゃ！が、あれは今日、この時間に出来るし、これは別に今日じゃなくてもいいじゃん、と気付けたりもする。
また、『具体的にこの仕事をどう片付けようか？』まで掘り下げると、何から手を付けるべきかがクリアになる。
ここまで書くと分かると思う。
5分という短い時間の投資で、心に大きなゆとりを生むことができるのだ。
意味もない焦りも、言い知れぬ不安も、出所は同じ。冷静に自分のタスクを把握できていないからである。
超多忙なときほど、一旦自分のスケジュールを見つめ直してみてはいかがだろうか。
尚、実践するにあたっては、タイマーを5分程度にセットし、仕事をメモか何かに書き出すだけでＯＫである。
取り組むものが見えればやる気もでる。健全だ。山頂が見えない山に登るのは嫌でも、見えていれば幾分気が楽なのに似ている。
師走と言われるこの時期、ストレスが爆発する前に、ぜひ試してみてほしい。
では、今日は一休さんのセリフをもって終わりとする。
【慌てない、慌てない。一休み、一休み。】
