講師という仕事をしているので、『集中力』とか『学力』を向上させるツールには、常にアンテナを張り情報を収集している。
で、ある程度知識が体系化されたり、実体験として得られたりしたものは、こうして記事にまとめてもいる。(ステマ)
jukukoshinohibi.hatenadiary.com
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そんな中、昨日、『あー、研究で紹介されてた集中力UP法って、ちゃんとその通りなんだなぁ』と思わされる、ある出来事があった。
今日はそのイベントのご紹介である。
人間の脳は、同じ類にやはり『飽きる』。
昨日、やたら生徒が集中に難儀する時間があった。演習をメインにしたのだが、全員がぐったりと言うか、意識を向け切れていないというか。
別に『ヌルいぞ貴様ら!』と根性論で怒っても良かったかもしれないが、せっかくなので論理的に考えてみた。
まず、直前の休憩時間、彼らは『とあるカードゲーム』に熱中していた。休憩時間の過ごし方に僕は口を出さないので、そこは問題ではない。
―ふと、ここで、この記事の内容を思い出した。
それは、『同じタイプのタスクが連続すると、脳が飽きを感じ、集中できなくなる』というものだ。
そして、閃いた。
『カードゲーム』は、どのカードをどう切るか、どの戦略で行くかなどを常に考え実行する、いわば『アウトプット』の時間である。
その後にいきなり、これまた『アウトプット』である『演習』の時間を充ててしまったので、そりゃ飽きるよなぁ・・と繋がった。
ならば打つ手は色々とある。
僕は演習を早々に切り上げ、その後は『説明』の時間を長く取った。タスクを『インプット』にシフトするためだ。
授業終了後は、『軽く寝る』か、『外で遊べ』という指示を出し、タスクを一旦『休息か運動』に変えた。
そして、次の授業は狙い通り、再び『アウトプット』に『タスクシフト』。
すると、今度は良い感じに全員のペンを走らせることができた。
いやー、これはお互いに学びの多い時間だったと感じる。根性論以外に、やはり策は持っておいた方が良い。その重要さと効き目を強く感じた時間であった。
学びは実践ありき。
皆様も、何かの参考にされてみてはいかがだろうか。
それでは今日はこの辺で。