精神年齢9歳講師のブログ

校舎での出来事、読んだ本、つまりインプットを全てアウトプットに変える実験場、的な。

【小ネタ】やはり基本的に『説明』はつまらないので、絶対にしときたい工夫まとめ。

先日、携帯電話を変えた。毎度思うのだが、手続きが煩雑で本当にめんどくさい。

 

僕はこういうのをダラダラとするのが大嫌いなので、待ってる間に機種も決めて、オプションも全て確認し、全ての質問に即答するつもりで準備した。

 

―しかし、その努力はあまり功を奏さず・・・

 

そこから死ぬほど退屈で、申し訳ないがイライラする時間が始まった。だが、そこで色々と学ぶこともあった。

 

せっかくなので、ここに書いておこう。

 

 

 

基本的に、『説明』はつまらないと再確認。

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機種のリクエストとかプランの話は、予定通りサクサクと進んだ。だが、そこからは、『一応要りますんで』みたいなノリで、死ぬほど退屈な説明が続く

 

その『一応』って何だ?と本当にイライラした。さっき言ったのと同じ情報を、言葉だけカタくした書類を20ページほど読み合わせ。

 

特に知的好奇心をくすぐる話もないし、何より『知ってる』話を聞かされるのは本気で苦痛だった。しかも、それが20分弱!!

 

どうせ覚えてないから、読んだことにして終わらせてくれと、マジで言うところだった。何というか、大切な時間を無駄にしたという感覚が強い。

 

そしてこの時間を通じ、改めて認識した。きっと、僕ら講師の説明は、生徒にとってこんな風にすごくつまらない時間なのだなあ、と。

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受動の時間は、基本面白さを伴わない。コチラが何らかの工夫をしなければ、本気で拷問である。僕みたく、軽く多動性がある子ならなおさらだ。

 

無駄な時間を過ごした!と思われたらオシマイだ。変な話だが、今回のやり取りを通じて、また一つ身が引き締まる思いであった。

 

―では、何の要素が欠けたら、話はつまらなくなるのか?

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そんな危機感もあり、プレゼンの方法を書いた本とか、『おもしれえ!』と思った知識を解説している動画とかを見直してみた。

 

それこそ、TEDからYoutuberまで、色々と確認。すると、『面白いと感じる話』には、ある共通するファクターがあると気付いた。

 

以下、列挙する。

 

①意外性のある展開

→導入・中盤どこでもいいが、例えば思わぬところとの繋がりを指摘したり、ホットなニュースを言ったり、有名人の名前を出したり、みたいな。

 

②ユーモアがある

→他人のイジり以外で、クスッと笑えるような話や具体例、イラストを紹介。一気に引き付けられる。

 

③論理展開が完璧

→いわゆる『風が吹けば桶屋が儲かる』みたいな飛躍をせず、論を進めていく。簡単そうだが、これは結構難しい。

 

④新たな情報を伝える

→未履修の単元はさておき、既出の知識でも、別視点の知識を伝えたり、応用編の話をしたりと、新たな刺激を意識する。

 

⑤発信者が楽しそう

→情熱は小利口なプレゼンターに勝る。発信者が情熱を持ち、うきうきしたテンションで何かを伝えていると、聞こうかなという気にさせられる。

 

⑥必要最小限の時間しか使わない

→超大事。1時間も話を聞けるほど、人間は出来ていない。

 

―という気づきを確認してから、今日の僕が退屈過ぎて発狂しそうになった時間を振り返ると・・・

 

面白いほど上記の要素が含まれていないのだ!そりゃぁ、ツマンナイですよなぁ。店員さんに心底同情する。

 

いやー、怖い怖い。教える側は残念なことに、意識しないと"教わる側"の視点が簡単に抜け落ちる

 

幸い僕は話を聞くのが苦手なので、逆に自分の説明で工夫をしなければという意識は強い。ある種才能かも。

 

さてさて。この記事を投稿する頃には、2020年最初の仕事を控えている方も多いかと思う。つまり、新年最初の『説明』だ。

 

脅すわけじゃないし、完全に棚上げ話だが、やはり工夫無き説明はつまらない。

 

この冷厳な事実をしかと胸に刻み、今年も頑張ろうと思う。

 

それでは今日はこの辺で。