精神年齢9歳講師のブログ

"よいこ"から程遠い目線から、授業のネタ、講師としての日々、そしてたまには教育や子供について、真面目なことを基本毎日書いてます。

【小ネタ】将来的に『人望』を失ってしまう生徒の特徴とは?

突然だが、皆さんが『小物』だとか『一緒にいたくねー』と思う人物を浮かべてほしい。

 

人を嫌いになる理由は十人十色という説もあるが、その中でも同類以外からは好かれないと分かる人間もいる。

 

僕はその筆頭格こそ、『評論家ぶるヤツ』だと感じている。

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―ここで説明を止めたら、誤解を招きそうだ。なので、僕が言う『評論家ぶるヤツ』の定義を簡単に書いておく。

 

① とりあえず何事も批判から入る。

 

② 言葉のミスや噛んだ時など、議論と関係ないところを指摘する。

 

③ 自分以外誰も褒めない。

 

④ 努力をしない。その理由を喋るときは口達者。

 

と言う感じで、書いていてイライラするほどだ。こういう人は周りに集めたくない。

 

だがまだまだ精神が発展途上だと、こういう『評論家ぶって』しまう生徒が割と出てくるものだ。心当たりはチラホラある。

 

割と断言できるが、こういう人たちは周囲の応援を得られないので、きっと大成しない

 

この発言の空気感を教室に蔓延させたくないので、結構力を入れて僕は止めるようにしている。

 

今日はその取り組みのご紹介。

 

 

 

『評論家ぶる』面倒なヤツの体験談話。

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いきなり生徒を指さしながら、『はい今評論家ぶった!お前は大成しねーぞ!』なんて言えば、良くて反発、悪くてクレーム。

 

こんな工夫ゼロの声掛けで人間が変われるなら、もっと体罰が推奨される世の中になってるはずだ。

 

ということで、僕は自分が減らしたい言動については、それをされて腹が立った経験談を導入に使っている

 

例えば僕の大学の後輩に、『ザ・評論家』が居た。ちなみに人間としての能力は、どんだけ高く見積もっても、中の下だ。

 

そいつは発言の一つ一つが無性にめんどくさいというか、聞いてて腹が立つというか・・・。

 

行動をちょっと注意すると、『いや、僕はこれで大丈夫です』と返されたり。

 

好きな番組の話になると、『でも、僕はあんまり好きじゃないですね』と言われたり。

 

お気に入りのアイドルの話が出ると、『えー、全然かわいくないじゃん』と発言したり。

 

とりあえず『否定』から始め、『否定すること』で自分のが上だぞというメッセージを発しているように感じた。しかももはや、無意識に、だ。

 

これくらいのタイミングで一度生徒に、

 

『君らが同じメンバーだったらどう思う?』

 

と発問すると、大体人として好ましくないよね的コメントが返ってくる。狙いはここにあり。こういった行動は好ましくないと、婉曲的に伝える感じだ。

 

―そして最後に、オチはこうなる。

 

『そいつも最終的には誰からも煙たがられて、部活から消えてったよ。』

 

結構教室が凍り付く。全員の顔が引きつるのが分かる。ちなみにこれ、ガチの実話だ。

 

そして最後は、

 

『君らをそうしたくはないし、俺もそうなりたくはないから、この教室ではそういう言動、戒めていくからな』

 

とクロージングする。こうすると、声掛けは一本筋が通るので、だいぶ反発を削ることが可能。

 

下ごしらえはこんな感じにして、以下具体的な声掛け例等についてご紹介。

 

『代案をどうぞ』

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基本、『そんなんクソじゃん』みたいな言いっぱなしは嫌われる。それは評論と言うよりいちゃもんとか野次馬に近い。

 

ということで、なんかの弾みでそういう反発があったら、僕は必ず、

 

『では代案をどうぞ』

 

と返す。大体口ごもり、返答は来ない。(来ても大体支離滅裂だし、良いのが返ってきたらそれを褒めればOK)

 

個人的に思うのだが、野次馬と議論を分けるのは、『代案』などの建設的要素があるか否かである。

 

これを言葉で言うとチンプンカンプンなので、こうして直接やり取りさせる方が早い

 

―尚、『お前の発言はクソだ。代案を言え』みたいに返すと角が立ちまくるので、

 

『なるほど、わかった。では、お前の考えを教えてくれ』

 

みたいに、『Yes,But』な返しを意識する方が吉。こちらの返し方の技量も、意外と問われるのである。

 

『才能』ではなく『努力』を褒める。

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これまた何度も書いたネタだが、基本『才能』を褒められた子供は、以下の行動を取る傾向にあるのだという。

 

① 『自分は才能がある!』と感じ、努力を放棄する

 

② 努力を放棄した結果能力が下がり始めると、他者の足を引っ張ったり、不正をしたりして、自尊心を保とうとする

 

―うわぁ、褒める対象が違うだけで、こんなにも結果が変わってしまうのか。慄然とする。

 

特に②の行動は、まさに『評論家ぶってるヤツ』そのものである。『否定』はまさに、脆い自制心を守ろうとする、攻めに見えた逃げなのかもしれない。

 

これは生徒への声掛けと言うより、コチラが知っておくべき心理ではあるが、大事な情報である。

 

―ということで、完全に『評論家ぶるヤツ』を『評論する』というブーメランなことにしてみたが、そうしてでも伝えたいテーマでもある。

 

ここからは『人間として』の魅力が要になる時代だ。それをズタボロに格下げするファクターは、早いうちから芽を摘んでしまおう。

 

それでは今日はこの辺で。