『勉強法』の研究が進み、色々有益な情報があふれるようになってきた。これはとても歓迎できる状況である。(情報の取捨選択も大事だが)
―だが、こちらの思いとは別に、それを生徒に"ただ"伝えても素直に実践してくれる子はレアケースだ。大抵はどうしても聞き流される。
とはいえ、聞いてもらう確率を上げる方法はちゃんと存在する。これまた間違いない。
そこで今日は、心の壁を越えて、生徒に情報を伝える、さらには実践してもらうための僕なりのコツを、ここにシェアしておく。
シンプルにして効く方法とは?
それは、
伝えた学習法を、一緒に自分が実践すること
である。
例えばこないだも『分散学習』と『想起』の話を生徒にしたが、僕も同時にそれを実践していた。
生徒から適当なお題を得て、それを全力で暗記したのだ。その時は、実はクソ苦手な理科の『地震』の話である。
主要動、初期微動、初期微動継続時間、震源、震央、P波、S波、同心円状、震度、マグニチュード、M・・・・・
生徒に伝えた方法を目の前で実践し、最後に問題を解くところまで一緒にやった。
ー不思議なもので、僕が暗記に集中している間、クラスの雰囲気はピシッとしたそれにまとまっていた。(多分、良い意味の同調圧力だと思う。)
ぶっちゃけ僕自身も、子どもの頃一番反抗心を抱いていた大人は、『大層なことを言うけど、自分は実践しない奴ら』であった。
なら、その逆をすれば、ある程度は生徒の心に刺さる話ができる・・という話。シンプルだが、これは割と真理かと。
生徒に音読を薦めるなら、まず誰よりも自分が音読をしよう。
生徒に読書を薦めるなら、まず誰よりも自分が楽しそうに読書しよう。
実践中は自分の学習にもなるので、一粒で何度でも美味しい話だ。(とはいえ、スマホをいじると感じが悪いのでそこは工夫されたし)
・・・えらいニッチな話になったが、何かしらのヒントになる部分もあるのでは?
それでは今日はこの辺で。