昨日は、『集団授業』における生徒の集中時間を延ばすための手をまとめた。
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ただ、『塾』であれば生徒1人か2人に講師1人という『個別授業』も定番である。しかも、こちらはこちらで、集中力の維持に際し打てる手がちょっと変わる。
ということで今日はずいぶんニッチになるが、『個別授業』時に生徒の集中力維持を期待できる方法をまとめてみよう。
(※ただし、集団授業と内容が一緒なものはもれなく割愛する)
演習中は、『講師』も何かに取り組もう。
個別授業を持ち始めてすぐは、生徒が問題を解いている間に何をしておこうかと、結構考えた記憶がある。
スマホをいじるのは論外として、とはいえ生徒が解いているのを凝視するのも気が引ける。
そこで最近は、(自分が予習しているか、或いは予習が不要なテキストを使用しているのを前提で)生徒が演習中は僕も何かを解くようにしている。
狙いは『ピアプレッシャー』だ。
要は、側に頑張ってる人がいるから、自分も頑張らないと・・という圧を掛けるのが狙いである。
ちなみに、僕が普段解いているのは、生徒が解いているのと同じ問題か、その先のページの問題が多い。
たまに、どんな説明をしようか考えながら、それを紙に板書として展開することもある。
とにかく横で真剣な雰囲気を出しながら何かをしていればいいので、参考にしていただければと思う。
時折『雑談』でガスを抜くべし。
最近成績が伸びている生徒と講師のやり取りを見ていて気付いたのだが、授業内で雑談をし、それでお互いゲラゲラ笑っている場面が多い。
もちろん授業に影響が出るほど長時間だったり、周りに迷惑レベルの声量だったりしたら止めるが、そうでない限りは容認している。
理由は簡単で、たまには日常会話を挟む方が良い意味でリフレッシュになり、また講師と仲がよくなり、つまり学習に良い影響があると思うからだ。
考えてみれば、何を思っているのかわからないセンセイに睨まれながら50分以上の授業とか、ちょっとした拷問である。
よほどの人見知りとかでなければ、胸襟を開くためにも、雑談を混ぜてリフレッシュを図るようにしよう。
『進度』を柔軟に調整しよう。
個別授業の大きなウリは、生徒一人一人に合った授業進度を取れる点だと感じる。
例えば僕がみている生徒をとっても、中3だけど中2レベルの英語をやり直している生徒がいる。
その一方で、小5で英検3級を目指し、中3文法を指導している生徒もいる。
こんな風に進度こそバラバラだが、共通点として、自分がやりたいようにやれているから満足!という意識を感じている。
苦手ならペースを下げればいいが、得意なら遠慮する必要はない。生徒が進みたい速度に合わせて進んでしまおう。(どうせ定期テスト前に復習することになる)
こんな風に進度へ良くも悪くも配慮することもまた、集中力維持のコツである。
-ということで、こっちは文字にしてみれば意外とシンプルにまとまった。
学校教育だと活かす場面はあまりないかもしれないが、参考になる点があればありがたし。
では今日はこの辺で。