白状すると、実は最近心が疲れている。理由は、受験シーズン真っただ中、結果が色々と出てきているから―というので察してほしい。
そうすると、やはり考え事というか、暗く重く、そして胃にのしかかるモヤモヤが頭にこびりつき、なかなか離れてくれない。
これがいわゆる『反芻思考』であり、うつ病の原因の中でも一番大きいものの1つである。
こうなると自覚だけでその考え事から自分を切り離すのは難しい。そこで最近は、気分転換に良さげなことを色々と試していた。
その中でも、『名言を読む』のはとても効果があった。自分の悩みの真の姿―つまりしょうもなさ―をズバズバと言い表すフレーズは、本当に心強い。
そこで今日は、僕が特に『ハッ』と気付かされた名言を、ここにチョチョイとまとめておこうと思う。
アインシュタインー『どうして自分を責めるんですか?』
どうして自分を責めるんですか?
他人がちゃんと必要な時に責めてくれるんだからいいじゃないですか。
―これが、ここ最近一番心が軽くなった言葉である。何というか・・・色々と気付かされた。
このフレーズの解釈は色々とあると思うが、僕は以下のように感じた。
『どうせ必要な時は怒られるんだから、自分だけは最後まで自分を支持しよう』
という具合。つまり、『自分が自分を責めている』という歪みに気付くことができ、かつそれを修正することができたのだ。
悩み多き皆様はどうだろうか?自分さえも責める側に回っていないだろうか?
もしそうなら、絶対に健全ではない。この歪みを矯正し、自分は自分を認めてあげるよう、マインドを整えよう。
『今に目を向けるのです』
このセリフ元はアドラー氏なのか、この本の著者なのかは分からないので、出典は省略。
『今に目を向ける』とは、簡単に言葉に出来つつも、それを理解し実践することは、意外と難しい。
例えば、自分の失敗や、人生における『たられば』を考えているとき、時制は『過去』に向いている。
さらに、後日に控える仕事のことを悩んだり、失敗したらどうしようとクヨクヨしたりしているときは、時制は『未来』を向いている。
この過去や未来という"存在しないモノ"に目を向けている限り、人は永遠に悩みからは出られない・・というのが、もはや真理に近い話である。
(例えば仏教も、瞑想を通じて『心』を『今』に向ける修行をしている程だ)
―余談だが、心が本当に今に向いている場合は、必ず何かしらの『行動』を取っているものである。
だからこそ、脳内シミュレーションばかりで時間が過ぎていく場合は、心がどの時間軸を向いているか、意識してみてほしい。
斎藤一人ー『すごい人が出ても、「あぁ、それが得意なんですね」、なんだよ』
本を読み返して探してみたが、元を結局見つけきれず・・・・。だが、僕みたいな心の根っこに『比較グセ』を持っている人に伝えたい。
僕は自分より学歴が高い人、身体能力が高い人を見ると、以前よりマシだがどこかに敗北感を抱いてしまう。
例えばYoutubeでも、オススメ動画に『〇〇(立派な肩書)が教える~』というのを見ると、なぜかすごく負けた気分になってしまう。もはや病気だ。
そのクソみたいな性根にストンと染みたのが、この項のタイトルだ。細かいのは忘れたので、ざっくりと書く。
世の中には『すごい人』がいっぱいいて、その人に会うと負けた気になるかもしれない。
でも、そういう人はこれまでもずっと存在していて、たまたまそれが目の前に出ただけ。競争相手が増えたわけでもなんでもないんだよ。
それに、どんだけすごい肩書があっても、『ああ、そういうのが得意なんですね』で終わり。その程度なの。
いちいち「この人と比べて自分は・・」じゃないんだよ。人の良いところを見つけたら、さっさと持ち帰って真似するんだよ。
という。このフレーズに強く納得してからというもの、いちいち誰かと何かを比べるのが心底あほくさくなってきた。
この言葉は刺さる人・刺さらない人が結構極端に出ると思うが、参考になればありがたし。
―ということで、改めてこういう名言を読むと、やはり心が軽くなるのを感じる。コトバの力とは、思っている以上に偉大らしい。
悩んで悩んで行動もできず疲れているなら、或いはそんな方に心当たりがあるのなら、自分なりにアレンジして伝えてあげてほしい。
それでは今日はこの辺で。