精神年齢9歳講師のブログ

校舎での出来事、読んだ本、つまりインプットを全てアウトプットに変える実験場、的な。

【小ネタ】リスニングの勉強は、"あること"をすれば1週間で効果が出る(かも)!という話。

英語の勉強が続かないという生徒は多い。理由は察しがついている。

 

きっと、なかなか効果が出ないからだ。

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すなわち、前進している感覚というモチベーション維持に欠かせない要素が、どうしても乏しいのだ。だからやってて報われた気がせず、心が折れてしまう。

 

さて。今日はそういう英語のモチベ維持に通じる(かも)な話を、リスニングのそれに絞りお伝えしようと思う。

 

ズバリ、何をどうすればどれくらいでリスニングの点は伸びるのか?

 

以下、軽く述べる。

 

 

効果的な取り組みとその成果と期間。

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今回はこの論文を参考にした。↓

https://core.ac.uk/download/pdf/144568189.pdf

 

簡単に言えば、『大学生を対象に、難しめのリスニングを授業して、効果があるとされる勉強法はどれくらい効果があるのか?』を調査した、という感じ。

 

使用教材も『英検準1級の二次試験対策参考書』と、TOEIC対策参考書』というそうそうたるものだ。

 

で、授業の内容は、乱暴に以下の通り。

 

①とりあえず音声を聴く

②もう一度聴く

(簡単な『英語』で補足説明してから)

シャドウイング

④コーラス・リーディング(先生の後に続いて生徒全員で音読)

 

これを正味13コマ繰り返し、その後で同難易度程度の問題を再度実施、全体の点数の伸びを比較、というのがあらましである。

 

とりあえずテキストで言えば120ページほどの量がこなせたというので驚きだ。(もっとも、鹿児島大学の生徒が対象なので、素養があるためだろうけど)

 

で、結果はどうなったか、グラフをまるっと引用する。

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平均点の伸びをみれば、全体的に大きく伸びたと言える。これはすごい話である。

 

なんとこの結果は、たった7日間の授業実施で出たためだ。

 

これは心が躍る。

 

ということで、大学生を対象としたレベルの高いものという但し書きはあるが、生徒への声掛けで使うとすれば、

 

①ガチで効果的なやり方をすれば、1週間で伸びる可能性もあるぞ!

 

②やはり音読は最強のリスニング学習法でもあるぞ!

 

というところだろうか。

 

ただ、発音記号をきちんと覚えてない状態での音読は効果が微妙な気もするので、しばらくは毎授業の導入でそれを実施しようかな、と考えている。

 

さて、今日はかなり時間が限られているので、ここまでの短編で終わりとする。

 

お役立ていただければありがたし。では今日はこの辺で。

 

※速読や長文読解術の効果はどれくらいで出るのか?といった話はコチラにまとめてます。↓

jukukoshinohibi.hatenadiary.com

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