別に文句があるわけじゃないが、オススメの『英語本・教材』で検索すると、『幼児~小6』に向けたものが多いという印象だ。
ただ、ある程度年齢を経てからの人には、そういうのは逆に使いづらいのではと思うわけで。
実際、日本語を学ぶ英語圏の大人が、『桃太郎』を読んでいる姿は想像つかない。これと同じだろう。
ということで今日は、実は英語に目覚めたのは高2という遅咲きの僕がオススメする、【英語本・教材】をまとめておこう。
念押しするが、少なくとも中3くらいにならないと逆に意味が分からないと思う。その上でドウゾ。
オススメの英語本。
①その英語、ネイティブには正反対に聞こえます。
誓って言うが、僕が英語に目覚めた最たる理由の1つである。簡単に言えば、『英語の言い間違い集』である。(正しいヤツも載っている)
これを読むことで、「英語って面白いな」「きちんと使える生きた言葉なんだね」と思えたため、僕は英語への勉強熱が湧いたと言っても過言ではない。
―せっかくなので、お気に入りのヤツを一個紹介しておく。例えば『彼は亡くなったんだ』と言おうとして、以下のフレーズを言ったらどうなるか。
He was dead.
さて、少し遠回しに解説。こういった風に動詞が過去形だと、大抵ニュアンスとして【今は違う】というのが込められている。
I studied English yesterday. という話を聞いて、『今も勉強してるんだな』とは想像しないのを考えればお分かりいただけるはず。
―そろそろ察されただろうか。上記の例文を訳すと、こんな具合になる。
彼は死んでいた。(まぁ、今は生きているんですけどね)
一気にバイオハザード感が出た。或いは穢土転生だろうか。まあとりあえず、トンデモナイ意味には違いない。(誤解なく言いたければ『He died.』でOK)
こういう些細なのでも全然問題ない。やはり勉強は、楽しいと思えたら勝ちなのだ。今なら中古で安く買えるし、シリーズも大量にあるので、超オススメの一冊である。
②「ごちそうさま」を英語で言えますか?
さっきの本の著者の別冊。こちらは、意外と使うのに、学校で習わない日常会話フレーズがまとまった一冊である。
僕はこれを英語圏の人とメッセージのやり取りをする際の『辞書』みたいなものとして使っており、実は全部を読んだわけではない。
だがそれでも非常に使い勝手がいいし、なにより本当の意味で『勉強』になっている実感がある。
『お疲れ様です。』『それを聞けて良かったです。』等々がパッと浮かばないのであれば、いかがだろうか。
オススメの教材。
①英語長文レベル別問題集
知らない間に改訂されていたが、僕が英語に覚醒したタイミングで使っていた問題集だ。―と言っても、問題ばっかり何度も解いたわけではない。
本文を何度も音読したのだ。そしてこのシリーズは、解いた後に音読学習がし易いよう、最初から工夫が凝らされている。
スラッシュに切られているし、訳はそのスラッシュごとについている。もちろん白文もあるので、最後は力試しも行いやすい。
あくまで本当に個人的な意見だが、載っている本文がスラスラと音読できるレベルの問題集があると、本当に心強い。参考にどうぞ。
②Next Stage(正し前半部分)
言わずと知れた受験英文法問題集の金字塔。正直、ここに載っているものが全て解けるのなら、大体の私立は怖くない。
見開きの左が問題で、右が解答・解説というレイアウトも、勉強がし易くて嬉しい。僕の高校もそうだったが、これを使う学校は多いと聞く。
しかし、共通テストなるものの導入で、改訂されない限りそのままでは使いづらくなったという印象を持っている。
例えば、『発音・アクセント』問題であったり、『超絶マニアック文法』問題の価値は、実用的なものからほど遠いため、激減することが予想される。
とはいえ、ざっくり問題番号1400くらいまでは十分取り組む価値があると思うので、文法書に悩めるのならとりあえず推しておこう。
―ただ、やってみて半分以上解けないページが続くようなら、手を出さない方が吉。
その場合は基本レベルで経験を積んでからにしよう。
終わりに。
ここまで書いて恐縮だが、僕はあまり参考書には詳しくない。何故かというと、『参考書オタクになってもロクなことにはならない』と、強く自戒しているためだ。
だからこそ、僕は参考書を基本本屋で買っている。もちろん立ち読みし、中身も吟味する。Amazonで買うときは、前評判を知っているか、著者が好きな時だけだ。
―ということで念押しだが、あくまでこれは『僕のテイストにマッチした英語本・教材』であることはご承知いただきたい。
まあ、それを差し引いても良い本だとは思うのですが。
それでは、今日はこの辺で。