誓って僕は数学が超苦手で、センスを要する単元で軒並み詰んでしまった。(合同・相似・集合と論証・数列等)
だがそんな僕でも、ある程度(全国模試で得点率7割ちょい)戦える分野はあった。
それはひっくるめると、『関数』である。一次関数とか、二次関数とか、三次関数とかのアレだ。
https://media.qikeru.me/function-intersection/
正直この辺は比較的点数を伸ばしやすい分野だと僕は考えており、春季講習などで数学が死んでる子には、まずここをやらせることも多いくらいだ。
今日は手短に、その理由を述べてみる。
理由1:パターンが意外と少ない!!
『関数』の問題について考えてみると、そのパターンは意外と少ないと思われないだろうか。
つまり、例えば別々の問題集を2冊並べると、結構既視感を覚える、そんな印象である。
『あぁ、交点出せってヤツね』『一次関数と二次関数がミックスしたヤツね』『あー、面積を出せ的なアレか』
という感じ。ぶっちゃけ無限に問題が作れそうな『確率』や『空間図形』より、扱うものはアバウトだがこっちのがとっつきやすいと僕は考えている。
『あ、これ解いたことあるヤツだ!』という感覚は、勉強のモチベーションに大きく寄与する。まずこれが、オススメしたい理由のはじめである。
理由2:とりあえず代入しまくれば答えが出る!
https://www.hibikore-tanren.com/discriminant/
これを言ったら数学講師に怒られるかもしれないが、僕は微分も積分もよくわかっていなかったものの、点数はまぁまぁ良かった。
大体センター模試だと『ハ、ヒ、フ』くらいの問題までは解けていた記憶がある。その時使っていた手段はただ一つ。
とにかく分かる情報を書き込む!代入しまくる!
これだけだ。そして、『関数』はこれができれば、大体解ける印象がある。
僕はセンスのある解き方が暗記できないポンコツで、例えば『変化の割合』と言われてもチンプンカンプンである。
しかし、泥臭く『y=ax+b』といった基本の公式に代入しまくることで、何とか答えまではたどり着けていたものだ。
こういう力技が通じる分野は、結構レアなのではと思う。そういう意味でも、僕はこれを推す。
理由3:配点がデカい!
そしてこういった『関数』シリーズの特徴は、それだけで大問ができること、つまり無茶苦茶配点がデカい点にもある。
生徒の中には、『いやこれ、そんなに配点でかくないし、下手すりゃ出ないぞ』という単元に憑りつかれ、『関数』をおざなりにするやつもいる。
しかし逆に、まずは『関数』を攻略することで、効率の悪いやつらをごぼう抜きできる可能性もあるという話。
模試でも毎回25~50%ほどは、何かしらの『関数』からの出題である。取り組まない手はない。
この春休み、是非攻略してみてほしい。
終わりに。
ということで今日は完全なる私見を書き殴ってみた。ぶっちゃけ異論だらけだと思うが、それでも構わない。
『よく分からない≒難しい』というのは、実のところダウト。『確率』の方が話は分かりやすいが、計算は鬼難しい。
センスのある無しに悩むのはもう終わりにして、苦手なら苦手なりの戦略を考えてみてはいかがだろうか。
それでは今日はこの辺で。