精神年齢9歳講師のブログ

校舎での出来事、読んだ本、つまりインプットを全てアウトプットに変える実験場、的な。

2020年強く生徒に伝えたいこと、それは【自己重要感】。

最近、これらの本を再読し、ある意を強くしている折である。

 

それは、【やっぱこれからは(も)自己重要感が大切だなぁ】というものだ。

 

正直塾の仕事として微妙なのは承知だが、2020年は自戒も込めて、僕は節々に『自己重要感』の大切さを混ぜる予定である。

 

ということで今日は、僕がそう思う理由を、最近の時代のトレンドについての話を添えて、ざっくりと論じてみる。

 

 

もはや何でもステータス。

 

詳しいことは書ききれないが、インターネットの登場と経済の発展によって新しい価値観が爆発的に普及し、それをあちこちで発信・受信する場が激増した。

 

そんな流れを受けて、最近は『ステレオタイプな成功モデル』の価値の暴落が甚だしく、一方でそうでないものの『価値』が高まっている印象だ

 

例えば、『東大・京大・阪大に受かっていくような天才』は、方々でチヤホヤされるのは間違いない。

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―その一方で、『おバカちゃん・おバカくん・愉快な人』が好きな方も、一定数居る。

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また、『超運動神経が良い人』も、成功のロールモデルとしてテンプレだろう。

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ただ、『運動ができない人』も、賛否あるだろうがそれをネタにした番組が作られるほど、侮れない価値がある。

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背が高い人が好きな人も、背が低い人が好きな人も、痩せ型が好きな人も多少肉付きが良い人が好きな人も、あちこちにいる。

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歯並びが悪い人に萌えるなんて話も、結構聞いたことがある。

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―つまり、もはやこの世においては何でも武器だし、チャームポイントなのだ。

 

この辺は、どんなテーマの動画にもアクセス数を鬼のように稼ぐYoutuberが居るのを考えると、分かりやすいのではなかろうか。

 

・・・ただ、こんな風に人から見ればコンプレックスになるものを、『武器や魅力』に変えるためには絶対に必要なものがある。

 

それこそが、『自己重要感』なのだ。以下、さらに細かく進めてみよう。

 

『自己重要感』がある人とない人。

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ではそもそも『自己重要感』とは何か?オードリー春日みたいな『自信』とは少し違うので、その定義を引用する。

 

「自己重要感」とは、「自分という存在は、自分にとって一番重要なものなのだ」と思う、そんな自然な「こころ」の働き

www.huffingtonpost.jp

 

というもの。

 

簡単に言えば、胸を張ってのしのし歩く『自信満々』まで行かずとも、『まぁ、今のままでも、俺ってまあまあやるよね』みたいに、自分で自分を認める感じに近い。

 

今の世の中、『自己重要感』を持てている人は本当に珍しい。僕も僕がそれを持てているかと言われれば、胸を張って『ない!』と言い切る自信がある。

 

では、なぜ多くの人は『自己重要感』を失ってしまうのか?それは、ハッキリ言うと、『学校教育の負の側面のせい』だと僕は考えている。

 

とかく、『学校』は競争を促される。あの子よりいい点を取りなさい。クラスで一番速く走りなさい。県大会で一位を取りなさい・・・・。

 

あちこちで優劣を決められ、勝てればまだいいのだが、大体負ける数の方が多いはずだ。

 

そしてそのフォローは十分になされないままが多い。『次は勝てるように頑張ろう!』という無責任なアドバイスが、やはり多数派ではなかろうか。

 

少なくとも僕は、『前回の自分と比べて成長したところに注目しよう』とか、『何をしたら上手くいったか考えよう』という話をされたことはない

 

こうして『自己重要感』を覚えることのないまま努力を重ねても、何かが満たされない人間が出来上がってしまう。それこそまさに、僕みたいになる。

 

―逆に言えば、『自己重要感』をしっかりと養っておくことで、これからの世の中において強い武器になるだけでなく、キラリと光る魅力になるということだ。

 

場面は相当限られるだろうが、僕は生徒と接する限り、これを生徒が意識できるような声掛けや話を繰り返す所存である。

 

じゃあ、今後は何をするのか?

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ぶっちゃけ、コロナショックで塾の対応がてんやわんやだったため、じっくりと何をするかまでは落とし込みきっていない。

 

とりあえず、『心理学』の話を勉強し、その効果的な方法をワーク形式でやってみたり、それを使った声掛けをしたり、という輪郭はある。

 

考え方次第で全ては魅力になる

 

という言葉を別に否定はしないが、それには『自己重要感があること』という前提が抜け落ちている。

 

それが無いばかりに結構めんどくさい人生を歩んだ僕みたいな生徒が減るように、2020年は強くこれを意識する。

 

―皆様も、『価値』についてたまには思いを馳せてみてはいかがだろうか。一番最初に載せた2冊、超オススメである。

 

それでは今日はこの辺で。

 

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