精神年齢9歳講師のブログ

日々を自由研究の如く生きたい。

【ネガティブなニュース】との向き合い方は、早めに子どもに伝えておいた方がいい。

ここ最近、身の回りに不幸が多い。

 

志村けんさんの病死、あれは本当に驚いた。今もまだ、悲しみや寂しさではなく、信じられないという気持ちが強すぎる。

 

―小さい頃から、ドリフの再放送とバカ殿に何度泣き笑いしたことか。心の底から、ご冥福をお祈り致します。

 

またそれ以外にも、例えば生徒の身内に不幸があったり、果ては知り合いの知り合いが自ら命を絶つという知らせも飛び込んできていたりもする。

 

―こうなると、外部の要因ではあるが、精神に滅茶苦茶な悪影響が起きることは必須。他所のネガティブが、自分の鬱を生むことなどザラなのだ。

 

意外と認知されていないが、こういう『ネガティブなニュース』の悪影響は、意識せねば気付けないのに、愕然とするほど大きい

 

特に、多感なお年頃なら尚更である。

 

ということで今日は、手前味噌ながら、自分が別のブログに既にまとめたこの話について、『生徒に知っておいてほしいこと』に絞り、記そうと思う。

 

(例え話は大人向けだけど)

 

できればメンタルが調子いい時に読んでいただきたし。では行こう。

hitomishiriteki-jinseikun.hatenablog.com

 

 

【ネガティブなニュース】とは何か?

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定義は難しいが、僕は【誰かが不幸になったという知らせ】を総称してそうだと考えている。

 

訃報はもちろんだが、例えば不倫のゴシップも、された側が不幸になっているという意味でネガティブだ。

 

そして気づいているかどうかはさておくが、世の中は本当に『ネガティブなニュース』や『広告』に溢れている

 

思い付くまま挙げてみよう。

 

コロナ関連ニュース。不倫。事故死。虐待死の裁判。悲惨な事故から〇年という特集。スター選手のケガ。

 

そして広告なら、略奪愛やNTR、いじめ、裏切り、SNSに狂う女、課金が止まらない女、復讐代行といったYoutubeのそれらが簡単に浮かぶ。

 

僕らはここまでネガティブにさらされているのだ。そしてこのネガティブは、厄介な性質を持っている。次はコレを紹介する。

 

『ネガティブ』のパワー。

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①自制心を弱くする。

 

例えば、大体のタバコには、↓のような文言が書いてある。

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ちなみに海外だともっと過激で、『タバコで真っ黒になった臓器の画像』が使われていることもしばしばだ。(グロ注意)

 

―これが何だという話なのだが、こういう健康被害を謳ったパッケージにしても、ヘビースモーカーへの売り上げは変わらなかったのだという。

www.eurekalert.org

 

これは、物騒な広告を見た結果、『すでに誘惑に負けちまってるし・・』というストレスを感じ、かえってその誘惑に打ち勝てなくなるからだという。

 

要するに、ネガティブは全然関係ないように見えて、自制心にストレスという形でダメージを与えているということなのだ。

 

実際、誰かの不幸を聞いた際は、お酒を飲みたくなったりタバコを吸いたくなったりしないだろうか。その感覚である。

 

②ポジティブなことを打ち消す。

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ざっくり言えば、ポジティブなニュースの7倍、ネガティブは強いという話を聞いたことがある。

 

凄く乱暴に言えば、不合格の報せ1つのダメージを打ち消すには、他に7人第一志望校に受かったという報せが来てトントンという話なのだ。

 

だからこそ、そのネガティブにずぶずぶと自分を晒すのは意識して避けないと、気付かないうちに底なし沼にハマっていってしまう。

 

③伝染する。

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基本何があろうと、僕は仕事中(特に生徒の前)は、機嫌を一定のラインから上下させないよう振る舞っている

 

理由は簡単で、ネガティブは簡単に伝染するからだ。

 

試しに、暗いテンションで教室に入ればいい。みんな暗くなる。イライラしながら教室に入ればいい。みんなイライラする

 

だがニコニコしながら入っても、大体は機嫌よくならない。厄介である。難儀である。しかもこれは、生徒に居ても同様の現象が起こる

 

ぶっちゃけ生徒が塾の外で持ってきた機嫌はコチラにはどうすることもできないが、こちらの機嫌は少々くらいコントロールできるだろう。

 

そういう『理屈』を知っておくのもまた大切である。

 

対策法。:※ただし簡単なもののみ

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まず一番は、意識して『避けること』である。デジタルデトックスに近いものがあるが、ネガティブデトックスも、多分大切だし効果的だ。

 

しかし、自分に情報を持ってくるのは、マスメディアだけでなく、他者も大いにあり得る。(実際、僕の身内や友人にも、不幸話の方が好きは人はいる)

 

そういう風にしてネガティブを受けてしまったら、どうすればよいか。この際は、それを言語化する『筆記開示』が一番冷静になれる。

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感じたネガティブについて、小説家になった気分で5~10分ひたすら言葉にしていくのだ。

 

ちなみにこの手法、実際に不安傾向の強い生徒に試させたところ、結構な効果を確認できたので、実証をもってオススメできる方法である。

 

終わりに。

 

書き方は大人向けになったが、内容は子どもであろうと知っておいてほしいものに絞ったつもりだ。

 

多感な時期は、自分の心が荒む理由に気付けないモノだ。その原因の一つにネガティブニュースがあることは、大いにあり得る話である。

 

勿論皆様も、いたずらにネガティブに触れて病むことが無いようにご留意いただきたし。

 

では今日はこの辺で。

 

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