わかっていた流れだが、遂に僕の住むエリアでも一斉休校が再び始まり、軽く失業状態である。
現在学校の対応はしっちゃかめっちゃかで、自学を行えばそこの単位を認めるとか認めないとか、大変カオスな情報が飛び交っている。
ーただ少なくとも確実なのは、これを機に【自学の方法】をきちんと生徒に伝えねばならない段階が来た、ということだろう。
当然の話だが、『家庭学習』にはそれなりのコツがある。だがそれを知っている方も、何なら実践している方も、まだまだ少ない。
そこで今日は、『割と簡単に』実践できる、自宅学習でスイッチを入れるコツについてまとめてみる。
大人にも結構使えるので、興味があったら試していただきたし。では行こう。
- 手順①:着替える。
- 手順②:席に着かなくてもできる勉強から始める。
- 手順③:制限時間を設け、インプットかアウトプットに集中する。
- 手順④:区切り区切りでの休憩はマスト。
- 手順⑤:わからないことは『インプット』の時間にリサーチ。
- 終わりに。
手順①:着替える。
以前この記事でも書いたが、制服までいかずとも、多少カッチリした格好に着替えるだけで、スイッチは入る。
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少なくとも寝間着のまま勉強するのはナシ。これはもはや、前提レベルのお話だ。
手順②:席に着かなくてもできる勉強から始める。
勉強に入るためには、やはりある種のウォーミングアップは必要だ。いきなり席に着くという作業一つも、勉強が嫌いだとそこで無駄なエネルギーを持って行かれる。
そこでオススメなのが、例えば英語の教科書本文の音読や、社会の問題集の解答を口頭で確認するといった、席に着かなくても良い勉強から始めることだ。
サクサク進むし、良い感じに頭が冴えてくる。最初の20分程度は、これがオススメである。
手順③:制限時間を設け、インプットかアウトプットに集中する。
上記の学習で頭が冴えてきたら、さすがに席に着かねばできない作業に移ろう。例えば、数学の公式暗記、問題演習、長文読解などがそれに当たる。
注意してほしいのだが、集中力を深め、維持するため、必ず時間制限を設けること。目安は15~25分程度がオススメだ。
そしてその間は、『インプット』ならそれだけに、『アウトプット』ならそれだけに、密に集中するのが大切だ。
人は性質の違うタスクを、同時にこなすことはできない。先生の話を聞きながらノートにそれをメモし、かつ暗記までするのが不可能なのと同じ。重々気を付けよう。
ちなみに僕は、アウトプットは基本席に着いて行い、インプットは数学の公式を除いて音読等で行っている。参考にされたし。
手順④:区切り区切りでの休憩はマスト。
休憩が甘えというのは、時代錯誤も甚だしい暴論だ。無視しよう。
知識を頭に定着させ、かつ集中力を長続きさせるためには、定期的な休憩はマストである。(ただし、思い切りゲームに興じることはオススメしない)
先の例なら、15~25分の区切りが過ぎたら、お茶を飲むなり少しだけ運動するなり、そういったリラックス法がオススメだ。ざっくり5分程度が目安となる。
自分の趣味や娯楽は、タスクを全て終えてから取り組めばいい。正直1日に10時間も自学する必要は無いのだ。その時間は確保できる。約束する。
するべきことがあるならそれをして、それが終わればしたいことをする。実はこの論理は好きではないが、自学においてはこれくらいの方がメリハリが付いて良いと思う。
手順⑤:わからないことは『インプット』の時間にリサーチ。
最後に、『わからない』事柄についての向き合い方を書いておく。
これを抱えたままだと不健康なので、例えば『質問ノート』みたいなのを別に用意し、そこにメモして頭から出しておこう。(教材ごとに分ける必要は無し)
そしてこれらについては、『インプット』の時間に、人に聞いたりネットで調べたり、参考書を読んだりして、消化するのがオススメだ。
尚、解説を読んだだけだと、わかってないのにわかった感覚を得てしまう『流暢性の罠』が怖いので、必ず『アウトプット』で再確認するのを忘れずに。
終わりに。
実はこれを書いている今も、方々から不安の声が僕の携帯に通知として届いている。とりあえず僕も冷静になりたいので、最後まで書ききってみた。
まずは出来ることは何かを考え、それを実行する。正直、これ以外ないと思う。
色々と不安な方のそれらを減らす一助となれば、この記事を書いたものとしては幸甚である。
それでは今日はこの辺で。