『閃き』。何と素晴らしい響きだろう。
問題の解放が一瞬で浮かぶあの刹那。ずっと考えていた難問をクリアする方法がみえた瞬間の昂奮。これは筆舌に尽くしがたい。
コナンで言うところの、頭に閃光が迸るアレであり、その感覚は結構近い。文字通り、『閃き』は突然なのだ。
しかしこの『閃き』というヤツは、どうにも神懸かりなにおいが拭えない。起きることが希で、期待する方がおかしい。宝くじと同じ、そんな具合。
だが、僕はそれについて、半分間違いで、半分正解だと思う。なぜなら、ある程度『閃き』はコントロールできるからだ。
今日はそれについてのお話を書いておく。
閃きを得るコツを一挙にご紹介。
①『インプット』は、知識のネットワークづくりを意識する。
生徒にも何百と伝えたことだが、理想のインプットとは、全ての説明がつながった状態だと感じている。
例えば、まず縄文時代のことを思い出して、それを辿り続ければ、令和である今に至るというものだ。
延々とマジカルバナナを続けるような具合。これを実践できれば、少なくとも今より成績は数段アップすることは請け合いだ。
さて。『閃き』を起こすためには、知識が断片化していてはならない。これでは色々と望めない。
僕が思う『閃き』とは、全く違う領域の知識が無意識下で突然つながることだ。だからこそ、普段からその『知識をつなげる』感覚を養っておいた方が絶対に良い。
練習方法としては、『人に教えるつもり勉強法』『40秒思い出し』等がオススメだ。(昨日記事にした『殴り書きノート』もオススメ)
是非日頃から練習しておこう。
②まず一度、時間を決めて考え抜く。
このプロセスは、主に数学者が使っているイメージだ。言う分には簡単だが、実行はちょいキツい。
まず、自分が悩んでいるテーマについて、『10分程度』で良いのでそればかり考えてみることだ。
ボトルネックは何か?最終的にどこに持って行きたいか?そもそも、今は何に頭を抱えているのか?誰かの力を借りれないか?
この辺を問いかけながら、考え抜く。だまされたと思って、この作業は絶対にやってほしい。
③徹底してリラックスする。
考え抜いたら、一度完全に力を抜く。頭を空っぽにしておくのだ。実はこれこそが、『閃き』を産む最大のファクターである。
風呂に入るのも良い。コーヒーを飲むのも良い。とにかく一度そのテーマからガッツリ離れること。
そうして意識がぼんやりした辺りで、不思議なことに『閃き』が訪れることが多いのだ。(思い出せなかった人の名前が、いつ急に出てきたかを思い出すと面白い)
ちなみに僕のおススメは『散歩』である。やはり大事なアイデアや閃きは、この時間に僕はよく生まれている。(ちなみに次点は『シャワー』)
是非とも参考にされたし。
終わりに。
計画が煮詰まったとき。新たなアイデアが欲しいとき。難問が解けないとき。
人はよく閃きに期待するが、それを迎え入れるのにもちゃんと準備が必要なのだ。それをしておけば、確実に確率は高まるので面白い。
ここに書いたことが何かしらの役に立てばありがたし。では今日はこの辺で。