精神年齢9歳講師のブログ

日々を自由研究の如く生きたい。

【多動力】を読んで、1日を『自分の時間』で埋め尽くす重要さを学んだ。

今日も今日で、読書に励んだ。そしてその本は、何番煎じかわからないけれど、堀江貴文氏の『多動力』である。

 

ありとあらゆる種類の仕事に関わり、圧倒的なインプットとアウトプットをこなす著者の仕事術、その根幹にある考え方と能力の解説・鍛え方が詰まった一冊だ。

 

購入してから定期的に読み返していた良著に間違いは無いのだが、ここに書いてある教えが、『時間が空いた今こそ』必要だと思えて仕方がない。

 

そしてそれは、今後人生のモデルが激変することが請け合いの、生徒たちに特に当てはまると思っている。

 

ということで今日は、その『多動力』のご紹介を頑張って書いてみよう。

 

 

多動力とはそもそも、『いくつものことに同時並行で、次々とハマること』という風に書いてあった。

 

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つまり、一つのことに執着しない生き方と言える。そしてこの激動の時代、それができるかできないかが明暗を分けるのだという。

 

例えば今の世の中、オープンイノベーションが進んだ結果、高い能力を持っているというそれだけでメシを食うのがしんどくなってきている

 

そこで大切になるのが、『希少性』だと説かれている。いくつもの肩書を得て、他に代えがたいブランドを自分に構築していくのだ。

 

これは数学のベン図を考えればわかりやすい話で、『AかつBかつCかつ・・・・』が多ければ多いほど、その人は唯一無二の存在に近づいていく

 

そして、その肩書を得るための方法や心構えが、この本の中核を成していた。以下、箇条書きで簡単にご紹介。

 

①自分の時間を生きる。

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とにかく徹底して、他者に自分の時間を奪わせない。削れる時間は徹底して効率化。このスタイルは、堀江氏の動画等を見ていると、時折垣間見える。

 

僕も人のことは言えないが、皆さんも『協調』の名のもとに、他人の時間を生かされる場面は極めて多いはずだ。例えば、よくわからない会議はその極みだと思う。

 

時間を削るため、根性の前に工夫を案じる。自分の強みに特化し、苦手なことはそれが好きな人にガンガン依頼。新しいことをするのに喜びを感じる。

 

面倒な人やことはスルーし、心にストレスを掛けない。くよくよすることすら時間の無駄なのだ。そしてたまに手を抜き、色んなことを節約する。

 

―堂々と発信すれば眉を顰められそうだが、実はこれ、今の世を上手く立ち回れている方々が多分無意識にできていることだと思う。

 

『したくないことをしない』のは、ある種強力なモチベーションである。上手く活かせば、自分の時間を最大限効率化できるカギとなる。

 

さて。僕は正直、生徒の時間を謎の理由で奪う、時間を決めてのライブ授業配信には懐疑的だ。管理の意味合いがなんか違う気がする。上手く言葉にできないけど。

 

だがそれにめげず、徹底して空き時間を活用し、自分の好きなことで1日を埋めるような時間の使い方を、今のうちに練習するのも悪くない。

 

是非とも推奨したい。

 

②80点をいっぱいとる。

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そして『肩書』を大量に得て、自分の価値を高めるには、100点を追いかけていては時間が足りるわけがない。

 

80点が取れるようになったら、次々と没頭の対象を変えるのだ。そしてもちろん、その80点というラインも、最大限効率化して取りに行く。

 

まず、とにかくでっかい知識の幹を頭に作る。いわば骨太の教養だ。これは相当な良著を読まないと、難しい話である。

 

中・高校生なら、無理なく主要科目の勉強を深めるのをオススメするが、しいて言えば『歴史』の勉強に力を入れると、この感覚は掴みやすい

 

そして、知らないことにぶち当たれば、速攻で検索する。検索してもしっくりこなければ、その道のプロに訊く。最速で答えを得るために、質問力を磨くのも欠かさない。

 

この本では、『教養無きものは奴隷になる』とまで言い切ってあった。無知は罪なりという言葉もあるので、これは真理なのだと思う。

 

受験や義務教育という枠組みなど遥かに飛び越えて、やはり勉強はマストだなと、強く思わされた。

 

③見切り発車は成功のもと

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そして最後にズバリと書いてあったのが、やはり『とにかく動け』ということであった。

その際感じる他者の目という恐怖を、著者は『くだらない』と一蹴している。その理屈は、『他者は自分に興味など無い』という根拠にあった。

 

僕はかなりの自意識過剰だが、それでもこの観点は言い得て妙だと思う。実際、あなたは今日すれ違った人の顔、何人思い出せるだろうか

 

きっとそれは他者から自分へも同じなのだ。僕が何をしようと関係はない。じゃあ、行動したものが勝ちじゃないか。

 

今は、それなりの動画編集さえ無料のアプリでできる時代だ。空き時間はぜひ、やったことないことに、元手0で、生徒には挑戦してほしいと思う。

 

ということで、文体は簡潔で、でも硬くなく、それでいて論理的なので、極めて読みやすい一冊である。

 

今なら漫画版も出ているので、気に入った方を是非とも手に取っていただければと思う。

 

では今日はこの辺で。

 

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