これは約10年前のこと。
ある男子学生(経済学部・1年)が、第二外国語として【ハングル】を取っておったそうな。
その男は、日頃の勉強に飽き倒し、小テストもサボったうえ、中間テストもロクすっぽ勉強することなく突撃。
結果、33点という真っ赤点を取ったのじゃとさ。
この男が単位という尊いアレを取得するには、次回のテストで最低87点が必要という大逆境。
しかもそのテストは、なんと返却から1週間後という暴挙!
さてさて、彼の運命や如何に・・・・。
結局ケツに火が点いた人間が強いのか。
そこからはもう尋常じゃない集中力じゃったわい。
その男が取り入れたのは、徹底した音読。単語も長文も、読んで読んで読みまくったのじゃ。
しかもなるだけ感情を込めて、長文は丸暗記する勢いで読み込んだのじゃ。
ぶつぶつぶつぶつ・・・一週間は瞬く間に過ぎた。
そして彼のスコアは・・・90点超。結果は『可』だったものの、無事に大学生活でつんのめることなくスタートが切れたのであった・・・。
―ま、わかりますよね。これは僕の実話。大学生活をナメくさっていた頃の名残です。今ならここで落として現実を学んで来いと言いたいくらいです。
とはいえ、人間、集中力を生む最強のツールは、結局ケツに火を点けることなのかもしれない。
手放しに『先延ばしにしようぜ!』というのは絶対にオススメできないが、例えば勝手に期限を前倒しにしたり友達に宣言したり、色々工夫は出来ると思う。
何か煮え切らないのなら、皆様もっと積極的に、自分のケツに火を点けてやりましょう。
―では今日はこの辺で。