精神年齢9歳講師のブログ

日々を自由研究の如く生きたい。

『したくないことから逃げるコスト』を取るか、『したくないことでもしとくメリット』を素直に受け入れるか。

こないだ、中学1年生からお決まりの、『なんで勉強せんといけんのん!』というやり場のない怒りを受けた。

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僕はそれに対し、『義務教育だから』という思考停止ワードや、『将来のため』という高尚な主張が嫌いなので、変化球で対応することにした。

 

そこで僕がその子に伝えたのは、ざっくり以下の通り。

 

『ぶっちゃけ覚悟があるなら、ある程度逃げるのもアリだよ。でも大体は、しとく方が楽なんだけどね。ただ、するもしないも、実は自由っちゃ自由だよ』

 

―見事に生徒がぽかーんとしていた。多分、言いたいことの三分の一も伝わってない。

 

・・・ってことで、このコメントを通じ、結局僕は何を言いたかったのか、以下なるだけ言葉にしてみたいと思う。

 

僕が生徒に持ってほしい目線に、こんなのがある。

 

『したくないことから逃げるコスト

 

『したくないことでもしとくメリット

 

以前記事にした通り、僕はオトナから見て超めんどくさい学生だった自負があるのだが、それは心の内で無意識にこれら2つを天秤にかけ続けていたからである。

 

jukukoshinohibi.hatenadiary.com

 

片方がもう片方を上回るとき、僕はどんなことでも逃げたり、突然コロッと従ったり

という行動を取ってきた。

 

だからマイペースという評価となり、落ち着きも無いとされたのである。

 

 ちなみに、それぞれの具体例だが、僕は以下の様に考えている。

 

 

 したくないこと(主に勉強)から逃げるコスト

 

苦言を呈されまくるというストレス、下がる内申点、将来の選択肢の減少・・等

 

 

 したくないこと(やっぱり勉強)でもしとくメリット

 

小言の減少、成績向上、ノルマの達成、将来の選択肢の保持・・等

 

である。そして僕は、受験勉強こそ立ち向かったが、定期テスト等の勉強は全力で最低限ぎりっぎりのラインを走り続けた

 

以下、当時の先生に大喧嘩を売るようなものだが、当時の思考(もとい理由)を書いてみる。

 

学校における成績とは長期戦であり、そして僕の地の性格は、優等生モデルと完全に対極の位置にある。

 

また、当時の僕は極端に勉強ができるというセンスも無かったため、結構な時間と労力を投資せねば、成績で4すら危ういというノリだった。

 

加えて、美術や音楽は正直『趣味やんけ』と思っていたので、そこまでの熱意も目的もなかった。

 

―となれば、自分元来の性格から離れたモデルを演じ、多大な努力を傾けて優れた成績を納め続けることは、労力に対し全く割に合わねぇと僕は強く感じていたのだ。

 

何なら、その時間をなるだけゲームだの部活の練習だのに回していた方が、ぜぇったいに楽しい人生ダゼ!と、僕はハッキリ信じていた。だからそうした。

 

結果内申はズタボロになり、志望校のランクは上げきれず、また色んな先生から匙をぽいぽいと投げられたが、何となく承知していた未来なので後悔はない

 

―一方、ぶっちゃけ受験勉強も全くしたくなかったが、そうすれば将来暗澹なのは目に見えていたので、そちらはあらゆる資本を投資してでも取り組むべきと判断した。

 

―でも、そこはせめぎあいである。A判定が出ても、去年のデータをどれだけぶっちぎっても、絶対に志望校のランクは上げなかった

 

僕は努力を傾けることを決意はしたが、24時間から睡眠時間を引いた全てを使うのもまたそれ以上に嫌だったのだ!

 

だから中3・高3の10月くらいまでゲームはやりまくったし、受験一週間前でもYoutubeでアニメを観まくっていた。親はさぞ胃が痛かっただろう。

 

・・・そんな思考は今でも全然変わっていない。

 

『やった方が良いと言われるけど割に合わねぇこと(≒コスト)』は、他の人がどう言おうがまず手を出さない。

 

一方、『めんどくさいに違いねぇけど、しとかんともっとめんどくせーな(≒メリット)』ってことは、感情を殺してでも取り組む。

 

ただし、嫌なことを削る努力は惜しまない。聞こえはシンプルだが、結構大事な人生哲学だと考えている。

 

―話が微妙に逸れたのでまとめる。僕の言い分は以下の通り。

 

『勉強』が嫌いでも、『逃げるコスト』と『しとくメリット』を天秤にかけて、結果好きにすればいいんだよ!

 

・・・間違っても保護者や熱意のある生徒には言えないし、国語力がないと『先生が勉強せんでいいっていったー』と解釈されそうで面倒だが、自論だし別に良いか。

 

なんのこっちゃという話だが、まぁこれはこれで残しとこうっと。

 

では今日はこの辺で。

 

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