何度も何度も言っている通り、僕は超めんどくさがりだし超飽き性である。
継続が苦手であり、たとえ好きな事だろうと『おもんねーな』と少しでも思えば、1000日ログインし続けたモバゲーも、5秒で捨てる男である。
そんなわけなので、僕はやっぱり『優等生的勉強法』が全く性に合わないし、合わせる気もないのである。
だが世間の勉強法は不思議な程に怠惰を許さないし、効率化を『ラクすんな!』と責める声も多い。うーむ、解せぬ。
ってことで今日は、仮に僕が中学校のテスト勉強をもっかいしろと言われたらどうアタックするかについて、超持論を述べたいと思う。
①まずは何より最低ラインの設定だ!
まず僕は、無条件に全部80点以上取るぞ!みたいなことは考えない。ぼかせるところはぼかすし、妥協できるところはどこまでも妥協する。
理由は↓でも書いたが、僕が優等生で居続けるコストは、それによって失うものを絶対に上回ると判断していたからである。クソ野郎だ。
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だからざっくり、テッキトーに『全部で350点くらいでイッカー』『今回の数学は楽だから90点狙ってみよっかな』・・・みたいに考えることが多かった気がする。
あとはそれを、如何に素早く楽に達成するかに頭を使っていくのであった。
②続いて行うは『仕分け』なり。
でだ。
僕は自分が既に知っていることや、書かなくても覚えられそうなことを全部丁寧にやるとか時間の無駄と考えちゃう野郎である。
だからまず、試験範囲にザザッと目を通しながら、『あー、イケる』『やべー、全然わからないぜ』『わからないけど後回し』という仕分けをする。
その中で、『やべー』と判断したところから手を付けるのだ。これがぶっちゃけ最短ルートの1つである。
―ただし、そのやり方にはもう一つ工夫をする。
③優先すべきは『反復』で、丁寧さは二の次。
身も蓋も無いが、丁寧に一周勉強するより、雑に何度も復習した方が点は伸びる。これはもう体感としてもそう思う。
だからこそ、単語カードなんて定期テストくらいの範囲ではまず作らないし、ノートにまとめ直しとかも選択肢としてあり得ないほどだ。その分問題解けと。
単語も熟語もワークに載ってるし、ノートにまとめた結果は教科書に書いてあるじゃん、と。僕はどこまでも面倒な生徒である。
だからこそ、僕は数学以外は基本『見たり読んだり』で演習し、わからなかったところだけチェックを付けて、さっさと次へ行くようにしていた。
そして今ならそこに、『メモリーツリー』や『自己解説』、『思い出し』を挟んで更に記憶に残そうと工夫するだろうな。
攻めの学習は基本的に楽しいのだ。あと、サクサク終わるってのもある。丁寧さが性に合わないのなら、そこを割り切ってザクザク問題を解くべきだ。
④【非推奨】提出物と僕。
ここから先は講師失格めいたことを、遠回しに言う。
僕は知らないことを考えることに意味を見い出せないタチだ。言い換えれば、考えても理屈を重ねても答えに辿り着かないようなことに時間を使うのが嫌いなのだ。
例えば、暗記の色が濃い単元でわからないところは、2~3秒で答えを見てしまう。室町時代に思いを馳せても、何もないところから江戸の歴史は閃かないのと同じ。
―そんな僕なので、提出物を自力で解いたことは、マジで人生でほとんどない。答えがあれば見るし、友達が知っていれば聞く。
だからこそ、提出物を真剣な顔で"自力で"解く生徒に対し、純粋な尊敬や不思議さを僕は感じている。なぜなら、それは自分に無い感覚だから。
―だが、それで『勉強を終えた!』・・・なんてアホな勘違いをしたこともまた、ない。
あくまで提出物は、答えを見ながらでも何でもいいので、暗記しやすいように加工してから使うものだと考えている。
わかるところは黒で書き、わからんところは赤で書く。そうすれば、弱点のところを赤下敷きで隠すだけで、さっさと復習ができるという作戦である。
―繰り返すが、僕は優等生な学習法が全く合わないのだ。だから、彼ら彼女らと同じ土俵・学習法・熱量で対策を行うことは無理。
自分が取りたいラインをドライに見つめ、最短でそこにいく方法を考え、使う。
まぁ本当のところは、中学生・高校生の頃からこんなに深いことを考えていたわけではないが・・・。無意識にこの指針を持っていたのには違いないと思う。
皆が求めてくる学習法やスタンスが性に合わず、勉強時間がそもそもゼロなんて悲しい生徒がいるのなら・・・。
勇気を出して僕はこの方法を伝えたいと思うし、伝えてあげて欲しいとも思う。(てか実は何人かにこの話をした。目がキラキラしていたのが印象的だったなぁ)
試験週間真っただ中、各人が各人なりの目標を達成できますように。織姫様、彦星様、頼んます。
では今日はこの辺で。