気の毒なくらい短い夏休みを目前として、モチベーショントークというか、生徒に『夢』について向き合ってもらう時間を取ってもらうことが増えた。
(最近『夢』とか『目標』をテーマにした記事が増えたのは、その副産物である)
―だがやはり、10代そこそことは『夢』や『目標』という高邁なことを語るには、色んな事に無知すぎるような気がする。(僕も10年後のプランとか、正直無い)
だから、「それについて考えろ!」といっても、頭を抱える。筆が進まない。人によっては、『夢が無いとか甘いだろう!』とキレそうな光景だ。
ところがどっこい。実は『夢』や『目標』とほとんど同じ意味合いで使うけど、不思議と口にすると怒られる、ある言葉がある。
『結局はそれのことだぜ!!』と生徒に伝えたところ、するすると筆が進み始めたのだ。
今日はそんなお話。
欲しい!叶えたい!なりたい!
もったいぶっても仕方ないので、いきなり言ってしまおう。
僕が思うに、『夢』と『欲望』は、ニアリーイコールの関係だ。
例えば、『夢は何?』と問うても、答えが返ってくることは稀。
でも、『今欲しい物、したいこと、行きたいところはどこ?』と聞くと、案外答えは返ってくる。
―ぶっちゃけ、『それってつまり夢だよね』という話である。
何なら、『夢』よりも短期の話が大半なので、より一層戦略を立て易いのも嬉しい。もっともっと欲望に正直になるべきだ。
極論、『一流大学に受かりたい』という『夢』と『彼女が欲しい』という『欲望』。未来に目を向けるという意味では、そこに違いはない。
―あとはそうして自分の『欲望』をピックアップしたら、5W1H的なことを自問すれば簡単に仕上がる。
例えば・・・。
『欲望』:彼女がほしい!
いつまでに?→夏!
どうやって?→紹介を貰う!
どうやって紹介を貰う?→友達に貸しを作りまくる!理想の像を伝えておく!
それ以外に何ができる?→女性心理を学んでおく!
・・・という感じ。3分でできた。まぁ、どうせこういうのはやってく内に修正がマストなので、8割固まったらとっととゴーである。
てなわけで、やたらと響きが高尚なものも、実は表現の仕方を変えるだけで一気に身近に感じることは結構ある。
勉強嫌いの生徒と日々現場で向き合う身としては、この辺りって結構意識しなければならない分野だよなあと、つくづく思わされる。
では今日はこの辺で。