精神年齢9歳講師のブログ

日々を自由研究の如く生きたい。

【小ネタ】受動的な学習を180度変える指導法、それは『間違い探し』。

最近意識して、時たま授業に盛り込むことがある。

 

それは『間違い探し』である。

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要は、今までの授業で教えた文法や知識を使った教材を用意し、それをわざと間違えたプリントを作り、それのどこがどうおかしいかを、生徒に指摘させるのだ。

 

これは広義のアクティブラーニングに当たるうえ、なかなか学校でも実施されていないとのことで、ウッシッシと思いながらやらせている。

 

ただ難度はどうしても高いようで、正答率は芳しくない。まぁそれは織り込み済みなのですが。

 

ってことで今日はいよいよ時間が取れなかったので、その例題をご紹介してお茶濁しとする。

 

はい。僕は教材づくりのプロじゃないので、異論は山ほどあるだろうが、生徒が特に面白そうにやっていたのが以下の問題だ。

 

試しに挑んでみてほしい。

 

Q下線部の主張には、その根拠に弱点がある。どこがおかしいかを見つけ、それに対してツッコミを入れなさい。

 

 まったく、最近の若者を見ていると、ため息しかでない。自分たちが若い頃には当たり前のようにあった『男らしさ』が、ここまできれいに消え去ってしまうとは。諸行(しょぎょう)無常(むじょう)とはこのことか。

 

 これは私が勝手にそう思っているわけではない。皆そういっている。青春を共に過ごした仲間たちも、私と同じくため息ばかりついている。ある友人は、「髪型もだらしなく、服もヒラヒラしたのを着て、女の尻ばかり追いかける」と言って、自分の息子にあきれていた。彼の気持ちは本当によくわかる。

 

 また、彼女なんていなくてもいい、みたいなふざけたことを言う男も増えた。男子たるもの、その背中にほれる女の一人くらいいなくてどうする。これについては、面白いデータもある。なんと、恋人がいる20代男性は、全体の2割にもなるのだという。これは大きい数だ。いない方がおかしいのは、数値を見ればわかる。

 

 つまり、私たちがあきれていることに加え、彼女すらいないことは、大変はずかしいことだといえる。草食系だとか、弱っちい男が増えたものだ。情けない。日本男子はもっとがんばるべきだと、私は思えて仕方がない。

 

―いかがだろうか。ちなみに生徒の感想で一番多かったのは、『なんかムカつく』であった。(感情移入は読解の一番の邪魔ですよ~とは釘を刺した)

 

では、以下僕なりの解説。↓

 

これは私が勝手にそう思っているわけではない。皆そういっている。青春を共に過ごした仲間たちも、私と同じくため息ばかりついている。ある友人は、「髪型もだらしなく、服もヒラヒラしたのを着て、女の尻ばかり追いかける」と言って、自分の息子にあきれていた。彼の気持ちは本当によくわかる。

 

→『皆』とはだれのことか。筆者の周りの人物で、かつ同じ意見の人間だけ選んでいるのではないか。だとすれば、参考になる意見としては使い物にならない。

 

また、彼女なんていなくてもいい、みたいなふざけたことを言う男も増えた。男子たるもの、その背中にほれる女の一人くらいいなくてどうする。これについては、面白いデータもある。なんと、恋人がいる20代男性は、全体の2割にもなるのだという。これは大きい数だ。いない方がおかしいのは、数値を見ればわかる。

 

→見方を変えれば、『80%にはいない』のだ。つまり、いない方が大多数である。全体の20%を指して多数派と言うのは、かなり無理があるのではないか。

 

という具合。正答率は50%くらいでしたかねー。

 

これは家庭学習で取り入れるのは難しいかもしれないが、どの科目でも応用は可能。

 

授業や指導の参考にしていただければと思いマス。では今日はこの辺で。

 

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