こないだの授業時、クラスが異様に盛り上がってしまう場面があった。
これを和気藹々とした雰囲気だから歓迎と好意的に取るか、制御できてない怠慢と取るかは、人によって違うことだと思う。
今回僕は、ハッキリと【失敗】だと認識した。
過去何度か崩壊しかけたトラウマが連鎖的に記憶の底から湧き上がってきて、肉体的疲労もあり、一気に思考はネガティブへ。ついでになんか、異様にイライラもした。
自分を非難したかと思えば、静寂を乱した生徒の顔が脳裏に浮かび、かと思えば自責の念がまた込み上げてきて・・・。白状するが、夢にも出た。
―ぶっちゃけるが、このままで終わってしまえば、僕は精神年齢が低いだけのガキである。
せっかく転んだんだ。何かを掴んで立ち上がりたい。
ってことで、今日は自戒の念を込めて、『失敗』を昇華するために採ったプロセスを紹介する。
まずは『分離』。
まずはその強いストレスに”集中”している状態を切り替える必要がある。僕はここを脳内だけで処理するのが苦手なので、大人しく別のツールの力を使った。
まぁ、酒を飲みながらお笑い番組を観ただけなんですけど・・・。
そしてほろ酔いのまま一気に眠りの世界へ逃亡!(夢に出たので逃げきれてはない・・・)
―とにかくまずは冷静になること。全てはここから始めよう。
『仮説』を立てる。
あとは健全な方に昇華させるプロセスに入る。ここは、何よりも感情を込めないのがコツ。徹底して、事実とだけ向き合うのだ。
僕の場合、ネックになったのは以下の通り。
①説明が何度か遮られたこと
②それにより、プランが崩れ、教えをする僕も受ける生徒も、多分全員が損をしたこと
後はこれらに対し、『なぜだろう?』を突き詰めて考えを深めていく。
となれば、結局は『説明が何度か遮られたこと』が全ての元凶だと気付けた。
―しかし、ここから先に考えを深めようにも、どんな具体的な策も閃かなかった。まず何より、知識が無いためだ。
となれば、これは最後のステップに移るサインと解釈し、次の行動を取りさえすればいいのである。
他力本願。
―自分の力の限界まで考えたら、最後に他力を借りるステップに入る。
僕自身の知識でギリ、『説明の途中でも、得意分野とみるや即座に割って入ってしまう』のは、典型的なADHDの特徴というのは知っていた。
しかし、生徒たちにそんなレッテルを貼って満足とか、頭が悪すぎるのでそんなことはしない。
大事なのは、そういう特徴がある子たちでも、しっかりと授業を聞けるようになる施策例が存在することである。
―すると、それらの例で『NG』とされる行動が、振り返れば多分に僕の授業に入っていることに気付かされた。つまり、単純に力量不足である。
少し落ち込んだが、裏を返せばここには、手の打ちようが山ほどあるということだ。
とりあえず全て興味深い施策ではあったが、次回授業は以下の手を試し、様子を見ようと考えている。
①発言の順番はホワイドボードに書いて可視化する。
②名前を言ってから発問する。
③答えを先打ちできそうな言い方を極力しない。
―結果はまたここでシェアする所存である。
『失敗』を受けてはぶてたり慰めてもらうことに終始したりなんてのは、いくらなんでもお子様が過ぎるし、教えの多さ的に超もったいない。
昇華できないのは、マジで愚かであると、実体験を通じて悟った次第でございます。
では今日はこの辺で。