僕は何度か、子どもや生徒に対して『勉強せい』という前に、まずは自分がそれをしている姿を見せるのが大事じゃねーの?ということを書いてきた。
―とはいえ、『ならば!』と一念発起し、すぐさま勉強の対象を見つけるのも、それはそれで鬼ムズいことだと思う。僕も油断すれば、面倒なのですぐサボりたくなる。
そこで今日は手前味噌だが、30代リーチになったこの頃、ひっさしぶりに学び直すと面白かったカテゴリを、教科書代わりの本を添えてお伝えする。
心理学
参考図書↓
僕は別に、深層心理を読み取るとか、他者を意のままにコントロールしたいとか、そういうゲームの悪役みたいな魂胆があるワケではないが・・・。
行動の裏に隠れている心理を知っておくことは、純粋に面白いと感じている。後は何より、ストレスがクッソ減る。
例えば、『やたら自慢話をしてくる人』は、裏も何も知らなければただ面倒なだけだが、『自信が無いことの裏返し』というのを知っていると、見方が結構変わる。
ガッツリした心理学を学ぶのも楽しいかもしれないが、アップデートが激しい分野なので、本よりもブログ記事等を参照にした方が良いかもしれない。
経済学
参考図書↓
例えば 『政治家はなぜ国民の意に反したことばかりするのだ!』とぷりぷりした状態から一歩引くのに、経済学の勉強は非常に有益だと思う。
これは何も、ミクロがどうとか、マクロがあーだとか、専門用語を振りかざせという意味ではない。もっとドライに物事を考える視点を身に着けるという意味である。
言い換えれば、『感情論』以外の根拠を考える訓練、という話。そう考えれば、政治家の行動も、全部が全部私利私欲を満たすためじゃないのが見えてくる。
―また逆に、学校の教科書に良いことっぽく書いてあることの闇も感じられてきて面白い。
僕は上記の本を読んで、自分でリサーチをした結果、昔と同じ目線で『累進課税』と『食料自給率問題』を捉えることができなくなりました・・・。
―無理してかじりつく必要も無いので、軽く学び直すだけでも超面白い分野だと思う。
歴史
参考図書↓
すごくざっくりした言い方だが、歴史を学ぶことの意義には、『あらゆる教養の土台ができる』こともあると、僕は考えている。
例えば、なんの接点もない芸術とか演劇を無理して覚えるのと、ルネサンスとかあの辺に、どこで何が起きてたかを知っている状態で学ぶのでは、色々と違う。
サッカーができる人がそこまでフットサルに難儀しないのと似ている。バックボーンがあることは、簡単に言葉にするより遥かに大事なのだ。
正直、よくわからんまま、単なるイメージで美術史とかそういうのに手を出すより、王道の歴史を一本学ぶ方が、ずっと費用対効果が優れている。
―となれば僕は『世界史』の勉強がオススメだと思う。活字が無理なら別に漫画でも良いので、いかがでしょう。
終わりに。
ということで、有益な学び直しについてつらつらと書いてみた。
何もここまでカッチリさせず、Wikipediaをザッピングし続けるだけでも結構な量を学ぶことができるので、まずは無駄に構えないことが大事ではないでしょうか。
では今日はこの辺で。