はい。
こちら、また車の中からお送りしている記事になります。
今回は、『個性』が大事なのは分かりますが、『その表現の仕方』の伝授って不十分だよね、ということをテーマにしようかなと。
これを感じるのは、特に小学校・中学校の授業において、ですかね。
『個性』は大事なのは分かるんだけども・・・。『作文』や『感想文』以外の表現方法についても教えてあげてくれねーかなと、ちょっとモヤモヤしています。
ってことで、もう少し深めながら、喋ってみたいと思います。
今のような話はこのブログでも何度か書いているんですけれども、何より現代は『貯信時代』だとか言われるくらい、信用や人となりが価値を持っている状態です。
人のことは言えませんが、一人一人が、『自分はどういう人間なのか』をより際立たせないと、生き抜いていくことが難しいとも言われています。
つまりですね、全員でおててつないで、スタートもゴールも横一列みたいな、いわゆるテンプレで没個性な人生設計はマジで通用しづらくなるということです。
そういったのを受けてか、よく言われるのが、『自分のことを書きなさい』とか『自分の思いを表しましょう』みたいな声掛けですね。
生徒一人ひとりの意見を求めることを、僕自身別に悪いことではないと思ってるんですけども・・・。
同時に不十分だな、とも感じておりまして。
何故かというと、その形式が、ほぼ『作文』とか『スピーチ』みたいな、ずっと昔から存在している方法に限定されているためです。
個人的には、自分という人間をブランド化するために、『個性』の表現の仕方を学ぶって、もちろんすごく大事だと思います。
けれども、別にそれは手書きで文字を書くことだけでも、人前で発表することだけでもないってことがですね、意外と盲点になっている気もします。
たとえば、こんな仕事しててあれですけど、僕はかなりの口下手でして、あまり喋りによる表現が得意じゃないんですよ。
ですが、こういったブログとかの『文章』で自分を表現するのは、わりかし好きで、得意です。
―こんな風に、自分を表現する方法は人によって得手不得手があり、興味を持っている対象によっても、それって変わるんですよね。
例えば音楽が好きな人は音楽を通じて自分を表現するべきですし、絵を描くことが好きな人は絵を通じて自分のメッセージを表現するべきでしょう。
それと同じことです。
こういう色々な表現方法を、一人一人にやらすのってなかなか難しいのは承知なんですけど、紹介し続けるのは大事じゃないかなって。
何より、自分に向いた、個性を表現する方法を知るきっかけになりますから。
そういった経験を通じて、君は書くのが苦手でも YouTuber みたいなノリで喋ることは得意だね、と提案するとか。
または、好きなことが見つからないって言うの悩みがあっても、話題のニュースに関して自分のコメント言うのは得意だねとフォローしてあげるとか。
そういう些細なのでもいいんですよ。
逆に人見知りが強くて喋りが苦手でも、紙とペン、あるいはパソコンを渡せばですね、結構生き生きと記事を書いたりもします。
『没個性を放置するような状況は良くない、だから自分の考えを持たせよう』というのを考え、積極的にそれを教え始めてるって言うのも感じるんですけども・・・。
まだまだそれが、場合によってはアナログすぎるという印象ですね。
僕ももし、現代に原稿用紙とペンしかないような状態だったらですね、ここまで自分を表現するような活動なんか絶対しないと思うんですよ。
なぜかと言うと、めんどくさいから。
こんな風に、手段を知らないことが原因で、自分の可能性を知らないというもったいない才能って、まだまだあると思うんですよね。
なので、『自分の意見を言え』と頭ごなしに言うことに終始するのではなく、色んな手段に触れさせてあげるってのは、可能な限り僕も心掛けたいところです。
最悪、SNSを始めて、自分の日常をアップし続ければ、いつの間にそこに『アイデンティティ』が見えてきます。
『個性の表明』とは、聞こえこそ難しいですが、想像より難しくはないのです。できないと知らないは、別ですから。
言えないなら書く。書けないなら言う。書けも言えもしないなら、作曲したり絵を描いたりする。
そんな風に、アンテナを張り続けた方が、人生楽しいんじゃないかなと思います。
では今日はこの辺で。