今日、珍しく個別授業中にブチ切れそうになってしまった。
理由はまぁ・・・・・。同じミスとか、気を付けようねといった点を、5~6回立て続けに連続でやられたからである。
ま、集中力が完全に切れていて、適当になっちゃったんでしょうなぁ。ブチギレはしなかったが、言葉に怒りの感情が乗ってしまった。
―こうなると不思議なもので、元来のお人よしが発動し、『生徒にぶつけてなくても、ハッキリと怒りを抱いた自分を責める』ような思考が始まる。
これは過去何度か強めに指導を入れた際、もれなく抱いてきた感情でもある。
うーむ、ぶっちゃけ邪魔だ。
必要と思ったからその手段を採ったのに、それに対して罪悪感を抱く自分が意味不明である。サイコパスな気質があれば自分にあれば良いのにと、たまにマジで思う。
―ならば、他のテクニックを採用し、近いところまで持っていくまでだ。
ってことで今日は、超お人よしが、罪悪感から早く脱し、ニュートラルな感情に戻す方法を簡単に2つまとめてみる。
AWAREテクニック
ステマだが、別のブログにまとめたテク。僕はこれが、今現在のレギュラーだ。
hitomishiriteki-jinseikun.hatenablog.com
今回は、ざっくりしたプロセスに当たる部分だけ引用する。
①Accept(不安を受け入れる)
:まずは自分の不安な思考や感情を「とても普通で自然なもの」だと受け入れる。まずは不安が存在する事実を認めるのがポイント。
まずは超ニュートラルに、『あ、俺、罪悪感抱いちゃってルー』という風に、他人事として内面を観察するのが大事。
特に感想を持たず、『お、あるあるー』と、感情の存在を確認する感じだろうか。
実はこれだけで、結構心は落ち着く。
②Watch(判断せずに不安を観察する)
:次に不安から距離をおいてながめてみる。あくまで不安は一時的な現象で、やがては雲のように自動的に消えていく存在であることを観察していく。このとき、良い悪いの判断をせずに思考と感情をながめるのが大事。
これが一番難しい。
さっきとの違いは、感情的な要素を入れず、自分が抱くモヤモヤを観察するという一点に尽きるが、口で言うほど簡単ではない。
オススメは、自分の身体の様子を観察することである。例えば、顔が暗くなっているとか、呼吸がゆっくりになっているとか、集中が切れやすい、とか・・・。
ここばかりは練習である。
③Act(不安はないかのように、不安を抱えたまま振る舞うようにする)
:まるで不安や恐怖を克服したかのようにふるまい、なんの問題もないかのようなフリをして行動をする。完全に不安が消えるはずはないので、あくまで不安を抱えたまま平然とした態度で行動するのが大事。
これも結構難しいが、簡単に言えば『ネガティブな人がしそうにないことをする』のがそれ。
落ち込んでいる人が楽しそうにゲームをするのとか、想像できないと思う。ならば、そういう行動に没頭するのが大切。
バカにすることなかれ。結構効く。
Repeat(以上の3ステップをくり返す)
:以上の3ステップを可能なかぎりくり返しましょう。不安がわくと同時に自動的に1〜3までのステップが行えるようになるのが理想。
―これは割愛。
Expect(現実的な結果を期待する)
:結果に対して希望と自信を持ちつつも、決して手軽な解決を望まないこと。あくまで現実的に起こりうる障害を予想し、不安を抱えつつも行動していけばOKであります。
ここは、『じゃ、教えを抽出すっか』みたいに僕は考えている。つまり、『次はこうしようかな』という仮説を立てたら、それでウジウジを終えるのだ。
僕はよく、紙やワードにそれを書き出す『筆記開示』を組み合わせている。参考にされたし。
セルフコンパッション日記
これは僕が勝手に使っている方法。脳内で自分を慰めるのが苦手なので、紙面上・モニタ上でそれを行っているという感じ。
まず、自分のモヤモヤを書く。例えば僕の例なら、『うっかり怒ってしまった・・・』という感じ。
これについて、それに悩む別の誰かさんに、自分ならどう声掛けをするかという意識で、メッセージを4つほど書くという話である。
試してみよう。
『うっかり怒ってしまった・・・』
→その子のことを思ってるから出た感情でしょ?
→相応の理由があるんでしょ?
→メッセージは伝わったんでしょ?
→そもそもその子、気にしてた?
みたいな感じだ。
自分に非がありまくることも正当化し始めるとただ面倒なヤツだが、元来ネガティブでお人好しであれば、まずそっちまでは吹っ切れない。
僕らの『あまい』は、他の人の『普通』なのだ。ガンガン自分に優しくしよう。
ーってことで僕は今、『怒った』ことに対して『ま、いっか』という境地にまでは辿り着いている。つまり平和な心境だ。自分を責めるのなんて、飽き飽きである。
悩める同志に、伝えたいテクニックでした。
では今日はこの辺で。