はい、どうもこんにちは。今日もまた移動する用事がありますので、いつもどおり吹き込みます。
今日はですね、僕が見てて思う、成績が伸びるとか、学力が高い、いわゆるできる生徒の授業中の行動っていうのについてお話ししたいと思います。
不思議なもので、結構こういった行動には共通点がありまして、今日はそのうちわかりやすいもの三つに絞ってお話ししたいと思います。
素直に真似る。
まず一番ですね、いの一番に挙げられるのは、とにかくこちらが教えた事を素直に実践するということです。
例えば僕は、結構教え方として、文法のテクニックとか、具体的な問題を解く時の頭の中の流れなどをよく伝えるようにしています。
不思議なもので、成績が良いと言うか、勉強が得意で、かつ伸びていく生徒っていうのは、それを素直になぞります。
逆にどうしても伸び悩む生徒っていうのは、途中から自分の我にこだわると言うか、自分なりの方法論を適当に当てはめようとする傾向があります。
例えば料理を作る時に、いきなりアレンジを加えるようなことをすると、伸びないなぁ・・・という印象でございます。
自分の言葉でも理解する。
続いての共通点はですね、さっきのと少し矛盾するような感じなんですけど、教えたことを自分の言葉で”理解”しようとすることですね。
だからか、本当にできるやつの質問で多いのは、「これってこう考えることもできますよね?」「この場合はどうなるんですか?」と言うものです。
つまり、僕が言ったことを言い換えたり、違う例えを引用したり、反対の意味にしたりすれば出てくるようなモノばかりなんですよね。
こんな風に、教わったことを自分の言葉で最終的には解釈するっていうクセがある生徒ほど、知識の定着とそれを応用する力はハンパじゃなく高い気がします。
逆に、科書通りの意味や定義だけで覚えようとする生徒ほど、それが使い物にならない知識になってる可能性が高いですね。
これはなぜかというと、教科書の丸暗記ってやつはですね、よくわかってなくてもできちゃうもんだからですね。自分が理解できていないことに気付けない。
これを勉強だと勘違いすると、本当に危険だなと思います。
ひとつのことに集中する。
三つ目はですね、実は教える側講師側の配慮も必要なんですけれども、できる生徒ほど、マルチタスクをしないです。
どういうことかと言うと、彼ら彼女らは、ノートをとる時はノートをとることにだけ集中しますし、こっちが話すときは説明を聞くことだけに集中します。
つまり、説明を聞きながらノートをとる・・・なんてことをしないというのも、特徴としてありますね。
【人間にマルチタスクはできない】ということを、たぶん身にしみて分かってるんでしょうね。そんな印象です。
はい。
ここにあげたものはですね、全て特殊なテクニックでも方法論でもなく、ただの心がけです。
なので、意識さえすることができれば、すぐに実践は可能です。
悲しいかな、授業なんて無駄な時間だって思う生徒さんも多いんですけれども・・・それは講師の責任だって僕は思うんですけどね。
しかし、生徒側からもできるアプローチはあるぞってのがですね、これを通じて伝えられていれば幸いです。
では、今日はこの辺で。