精神年齢9歳講師のブログ

日々を自由研究の如く生きたい。

『関心・意欲・態度』は『自学ノート』で挽回できるようにしてほしい。マジで。

通知表システムが全く性に合わないことは、ここで何度も書いてきた。

jukukoshinohibi.hatenadiary.com

 

理由は、3年間も良い子でい続けることなど無理と悟っていたからだ。興味がないことはしたくない。面白いことだけテンションを上げたい。

 

すると低く付くのは、『関心・意欲・態度』である。僕のこれは、ほっとんどが『C』であった。あまりの多さに、マジで視力検査みたいだったなぁ・・・。

 

―つくづく思うが、この『関心・意欲・態度』の項目って、人見知りとかネガティブには辛い話だよなぁ。

 

例えば恥ずかしくて挙手ができなければ、十把一からげに『授業に参加していない』と解釈されるいうシステムなんて、もはや雑を通り越した公的ないじめである。

 

つまり、『挙手や発表』に頼らず『関心があるよ!意欲もあるよ!』というのを表明できる手段も、より公平な評価には必要だと思えてならないのだ。

 

僕はそれこそが『自学ノート』だと思う。今日はそんなお話。

 

 

『自学ノート』も実は、用法を学校がぎちぎちに限定しているなら、そんなもんはやる意味がないと考えている。

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しかし、用途を生徒に任せるのを良しとするなら話は別だ。何故かというと、自分なりの『関心・意欲・態度』を表現するプラットフォームの1つになるためだ。

 

例えば、『挙手』とは冷静に考えれば、『今から喋りで僕は関心・意欲を表現します!』というサインに過ぎない

 

得意なヤツ、恥を知らないヤツはそれで良いだろうが、苦手なヤツに対するフォローが、『いいから発表できるヤツに合わせろ』というだけだと頂けない

 

喋りが苦手でも、ブログを書かせればいいことを書く人間も多いように、生徒一人一人が得意なフィールドで、それらを表現することを認めても良いのではなかろうか。

 

英語そのものにさして興味は無くても、授業でやった文法を使う漫画のセリフを自学ノートに集めてきたら、僕はものすごく高く評価すると思う。

 

また、歴史の単元を自分なりに漫画にしてくるヤツも、読んでて楽しそうである。こうしたことを認めた方が、夢が膨らむように思えてならない

 

もちろんこれを導入するには、特に評価する側が意見を揃えておくことが必要になる。『ふざけたことを書いてくるな!』と立腹する人がいてはならないのだ。

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―なぜこんなことを書いたのかというと、『挙手しなかったら5もらえん・・でも恥ずかしいもん・・・』と相談されたことがあるからだ。

 

その生徒は定期テストで90点くらいあるだけに、非常にモヤモヤして仕方がない。

 

そもそも学校の目的とは、『画一的』な人間を生むことだと言われるから、納得と言えば納得だが・・・。(でも時代錯誤だなとは思う)

 

やはり僕は、『関心・意欲・態度』を『ほぼ挙手・発言』に一本化するメリットは、評価という教師の仕事が減ること以外に無いような気がしてならない。

 

試しに『自学ノート』を、我を出す場にしてみればいいのになと、やっぱり思っちゃうのだが、皆様はどうだろうか。

 

では今日はこの辺で。

 

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