どうでもいいのだが、別ブログでダイエットに挑んできた。
hitomishiriteki-jinseikun.hatenablog.com
結果だけなら、一ヶ月で5㎏弱落とすことに成功し、目的であった【減量】が達成されたことになる。
―だが、【断酒】には失敗した。途中から、『蒸留酒ならええやろ』という謎の妥協が生じ、飲んじまったからだ。
この原因は、【減量】も【断酒】も、習慣としてはかなり劇的な変化なのに、同時にやろうとしたことにあるのだろうな、って。
だから今度は、ダイエットを止める代わりに、酒を飲まない1週間くらいはやる予定。
―ここで止めたら、ただのアラサーの情けない報告なので、生徒たちに還元できる話へ、無理やり昇華する。
まず、これはよく知られた話だが、僕ら人間は【変化を本能的には嫌う生きもの】である。
理由は簡単で、【変化】とはリスクであり、かつ多大なエネルギーを要することで、かつ成功を何も保証しないからだ。
先行き不透明なことに投資するより、エネルギー等が節約できて安全だとわかるところにいる方が快適。そういうことである。
だからこそ、三日坊主とは本能を考えれば自然なことであり、それ以上続く方が実は不自然なのである。
―ということで、習慣作りのコツは非常にシンプルなところに落とし込まれる。それは、一度に身に着けるのは一つずつ、という原則である。
例えば、普段学習習慣も運動習慣もない生徒が、1時間の勉強と30分の運動と、ゲームとスマホの時間制限の全てを同時に行うと・・・
断言するが、総崩れする。
これだけやれば一個くらい残りそうだが、実際は逆で、どれかを仕損じたら『どうにでもなれ』というヤケクソが発生する可能性が極大である。
ダイエット中にうっかり食ってしまった次の日に暴食に走るのと、メカニズムは同じだ。これは意志が弱いとかじゃなく、繰り返すが本能的な話。
だから僕の場合だと、『目標を2個掲げときながら達成は一つかよ!!』と自分を責めるのではなく、『一つは継続出来たから御の字や』と喜ぶ方が健全なのだ。
ということでこれを生徒たちの学習に還元するなら・・・。
習慣は一度に一つずつ増やしましょう。(悪いと思ってる習慣を減らす場合も同じです)
ちなみに、習慣が身に付くのは、週に4~5回以上の頻度で2~6週間続けられた後と言われています。
ってところだろうか。
僕が熱心に説くと、音読だとか解答復元練習だとかメモリーツリーだとか、全部やろうとするありがたい生徒はいるが、ちょっと待て、と。
その結果全て崩れて、勢い余り学習習慣そのものが壊れる方がバカみたいだ。50m走のペースで42.195㎞を走りきろうとするんじゃねぇ。
ってことで、無理しなさんなというのは甘えでも妥協でもなんでもなく、必須の思考法である。習慣がなかなか増えたり減ったりしないのなら、見直したいポイントだ。
では今日はこの辺で。