僕は海外居住経験こそないが、海外の人との交流がゼロってわけではないし、たまには英語圏の人が書いた英語の記事を読んだり、英語の動画を観たりする。
留学レベルの濃さで英語に浸かってはないが、経験値だけなら決して少なくないという自負はある。
そうすると、普段英語の授業をしている際、いくつかの文法に対し『こんなん使われてんの、見たことねぇよ』と思うことがある。
試しに日常会話のフレーズ集をぱらぱらとザッピングしても、使われている場面はマ~ジで無い。だがそれを、1学期分の期間丸ごと使って必死に習っていたりもする。
なんか、ねぇ。勿体ないなぁ、と。ってことで今日は逆説的に、きちんと勉強してるとトクする場面が多い『英文法』を、主観的に書いてみます。
会話表現の要は助動詞一式。
いの一番でオススメしたいのはコレ。助動詞は本当に使う。特に、wouldとcouldはクッソ使う。
例えば、『~したいです』という風に、丁寧な感じで自分のリクエストを伝えたいときは、『I'd like to V』をよく使う。(※ I'd は I would の略です)
また、『SをVしてくれると嬉しいのですが・・・』みたいなことを言いたいときも使える。例えば、『資料をくれたら嬉しいんだけど』という感じ。
この時は、『It would be nice if S V』で表す。多分丁寧過ぎるくらいなんだろうが、これでバリバリ伝わっているのでノー問題、かなと。
ということで個人的には、延々とDoだのDoesだので迷うくらいなら、CanとかWillをさっさと教えちまえと思うのだが、どうでしょうね。
表現をむっちゃ膨らますのは関係代名詞。
生徒のウケはクソ悪いが、僕は『関係代名詞』って非常に使い勝手がいい文法だと考えている。
jukukoshinohibi.hatenadiary.com
理由は、『固有名詞の代わりに使えるから』である。
例えば、某天空の城に出てくる『ロムスカ・パロ・ウルラピュタ』という名前が思い出せなくても、『ラピュタに出てくるグラサンの悪役』と言えば通じなくもない。
実はこの下線部のところを表現する際の文法こそが、関係代名詞なのである。(厳密には、文を使って名詞を説明するときなんだけどね)
このやり取りは、何もアニメキャラに限った話ではない。『お前が昨日言いおった映画』とか、『合唱祭で独唱していたヤツ』とか、広く使えるのだ。
―ちなみに、大学の二次試験とか、英検準1級・1級のエッセイとなると、関係代名詞を応用して単語数を稼がなければ、まずノルマは満たせない。
そういう意味でも、意外と実用性は高いのだ。
てか文法よりも・・・。
ここまで書いといてアレだが、僕は文法というより『フレーズ』を覚えた方が使い易いような気がしている。
Could you tell me the way to ~ ?
というのがなぜそういう文構造になるのかという説明がされがちだが、ぶっちゃけ習う側からすれば・・・
『読み方と使いどころ』の方が大事じゃねーかなと。『Could you tell me the way to the library?』って言えば、図書館までの道を聞けるという情報のが実用的である。
そういうわけで、フレーズ集を一冊持っておき、それを何度も音読した方が多分喋れるし、楽しいのではなかろうか。
月並みな提案で結んじゃったが、今日はこの辺で。