精神年齢9歳講師のブログ

校舎での出来事、読んだ本、つまりインプットを全てアウトプットに変える実験場、的な。

少なくとも、今の僕は成功より挫折と失敗で作られてきた。

日本社会はワンアウトで一発退場だから生き辛いとよく言われる。(わかりやすい例では、芸能人の不祥事デスネ)

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例えどれだけ成功事例を積もうが、それで失敗はチャラにならない。東大卒も、プロアスリートも、一回の不倫や未成年飲酒で表舞台から消えることはザラなのだ。

 

これを踏まえれば、義務教育下の子どもたちは、やはりいつみても気の毒なところがあるなぁ、って。

 

そんなワンアウトサヨナラという世界を見続け、大人からは成功ばかりを望まれ、少しでも集団からあぶれれば攻撃という名の保護や保護という名の攻撃を受ける。

 

だから一応書いておこうっと。僕は今の僕が好きで満足もしているけど、成功じゃなくて挫折と失敗で作られてきたんだよ。

 

今日はそんなお話。

 

 

理想の自分とか、無い方が楽しいと気付いた10代。

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皆ができることができない自分が嫌いだった時期がある。

 

話が聞けない。身体も小さい。勉強はちょっぴり得意でも、出来るヤツから見ればカスに等しい。野球をしていたけど、自分の限界はもう見えている。

 

そんなできないことだらけなのが苦しかった。そしてその理由は、明白なようで、よくわからなかった。

 

今ならわかる。それがすべてできる自分に、僕が憧れていたからだ。きっと、自尊心が驚くほど低かったんだと思う。

 

皆が『イイ』というモノを必死に搔き集め、自分を塗りたくり、個性を潰す。こんな人生面白くないのだが、それにはなかなか気付けなかった。

 

しかしそのクセはなかなか抜けず、20代前半でほとほと疲れ果てるまでは、この思考を捨てることができなかった。(今もゼロではない)

 

ただし、夥しい失敗と挫折を重ねて何度も軌道修正した結果、この思考を捨て去ることができたと言い換えることもできる

 

少なくとも僕は、彼女を作ろうとも結婚しようとも年収をもっと荒稼ぎしようともブランドで身を固めようとも微塵も思わないが、人生がピークで楽しいとは伝えておく。

 

したいことをしても誰も気にせんと気付いた20代。

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今年は人生で一番夢が叶っている年である。

 

ソロ水族館をエンジョイし、島でキャンプし、独りでキャンプし、ウナギを釣り・・・・

 

『おまwwそれは夢とは言わねぇよww乙ww』とマウントを取られそうなラインナップだが、叶っているのだから仕方ない。

 

ここ数年は意識して、自分の夢のハードルを下げている。毎日夢が叶った方が楽しい。そう思えたからだ。

 

―思えば、僕は長期の夢以外、長いこと追いかけたことがなかった。高校受験、大学受験、TOEIC、英検。

 

これらは長い年月と莫大な努力が必要だが、叶わなかったらその全てが水の泡という冷厳な事実がある。

 

浪人して受かるのは尊いが、受かるまではその日々は『失敗』と扱われる。だから辛いし、報われたら嬉しいのだと思う。

 

・・・僕はそういう【長大な努力】で人生を支えるのを止めることにしている。理由は、僕の生まれ持った性格がそれに全くマッチしないからだ。

 

例えば自分が努力して大学に受かっても、無意識に上の大学や高いスコアの同級生を気にしてしまう。

 

そういうインポスターな僕なので、”りっぱなゆめ”ってのが実は性に合わないのだ。また、単に飽き性で、数年かけて追いかけたいことはもうほぼ無いってのもある。

 

ぶっちゃけ自分が死ぬ前に叶えたい夢は、現状あと2個しかない。『オーストラリアに1週間以上行くこと』と、『クロカジキを釣ること』だ。

 

両方叶った暁には、もう死んでもいいやとさえ思っている。大げさでもなんでもなく。

 

―こんなことを語っても、周りの人間は驚くほど無関心だ。僕が一人でキャンプしている時、それを笑う暇人は居なかった。当たり前の話だ。

 

夢を叶えるのには誰の許可も要らない。高い目標を諦めて、そっぽを向かれた?いいじゃん、それは自由ってことだよ。

 

夢が叶わない、失敗が続く、心が折れるそれは、方向転換のサイン。もとい、自分に優しくしなさいというメッセージ。

 

壁にぶち当たる度に道を変え続けたら、僕は僕なりの幸せに行きついた。だから、無条件に否定するのではなく、挫折と失敗を見つめることをオススメする。

 

心は9歳の30代。

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こんな風に『理想』というレールからピョンと飛び降りた僕なので、生徒に対してもヘンな目線から好き放題言っている。

 

僕が生徒に勉強を教えている理由は、最近薄々気付いているのだが、『勉強教えてあげる代わりに、俺が言いたいことも言わせてくれぃ』というワガママである。

 

僕は各科目のテクニックを教えつつも、同時に、学校で聞くことの無い無茶苦茶な世界と価値観を伝えたいのだ。

 

『先生、あのね』のノリを、『みんな、あのねー!』と全体にがなりたてている感じだ。実は、生徒の学力を高め将来の幸福を・・という高邁な理想は掲げてないのです。

 

僕は僕が面白いと思うことをもっと発信したい。そして、皆様もそうだろうが、そういうのって同じ価値観・考え・ノリの人に伝えたいですよね。

 

精神が未熟な僕は、その発信相手が子どもになるのは当然なのだ。結果、僕は言いたいことが言えて、向こうは知らない世界を知って、ウィンウィンじゃないですかね。

 

ってことで今日僕が言いたいことは、『案外挫折と失敗の方が経験値大きいですよ』という、救いになるのかならないのかよくわからない独り言です。

 

では今日はこの辺で。

 

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