期末テストともなると、内心意義に疑問を抱えながら、副教科の勉強ものしかかってくる羽目になる。
僕はゴミカスだったので、本気でそれらを勉強した記憶は一回もないのだが、どうにもそうやって割り切れる楽天家は少ない様子である。
―しかし、主要五科目と違い、特別な問題集があるワケでもなく、基本は教科書から出す以上の指示を受けないまま勉強に臨むこととなる。
だからこそ、僕が何度もうんちwと称した勉強法がそこにまた蔓延するわけで。ちょ、待てい!
だから今日は、副教科の勉強をほどほどに何とかする方法を、誰得だがまとめておこうと思う。
まず絶対にやってほしくないこと。
やりがちだが一番やってほしくないことを先に書く。
教科書本文をノートに写して、太字を赤ペンで書きかえるとか、君は結構なマゾなのかい?
断言するが、それは勉強してるフリです。
身の回りのできるヤツがそれで勉強してるからという反論もあるが、できるヤツはこんなやり方をしなくてもできる。それが残酷だけど真理です。
―一応理屈をつけとこう。見ながらの書き写しとは、実は非常に受動的な学習であり、脳がそれを重要な情報として受け取ることは極めて稀なのだ。
いわば、負荷としては教科書流し読みと同じである。だったら、流し読みした方がマシ。あるいはせっかく書くなら、『覚えようと』してみてほしい。
つーことで愚痴が噴出する前に、ほどほどに何とかするためのフローチャートを書いていこう。
STEP1 : 基本は思い出し読書。
基本はやはり、教科書の学習をいかにアクティブラーニング化するかに掛かっている。メインに推すのは、『思い出し読書』である。
やり方は簡単。1章とか1段落とかキリの良いところまで読んだら、そこに書いてあった内容を、目かテキストを閉じて思い出してみる。以上。
ちなみにスポーツのルールなどを覚える際は、先にいくつあるかを覚えてから、語句を思い出すようにすると、定着度が増す。
例)サッカーの反則は○個あって、1つ目は・・ みたいな
まずはこれでサラッと一周試験範囲を流してしまおう。多分30分くらいの投資で、60点くらいを担保できるのではなかろうか。
STEP2 : 語句暗記がメインなら単語カードを使う。
とはいえ、今紹介したヤツだと、どうしても拾い漏れる語句が出てくる。例えば技術家庭科など、意外と覚える単語数が多い科目であれば猶更だ。
思い出し読書を2~3サイクル繰り返しても拾えない単語が出てきたら、それはさすがに別にまとめても良い段階だ。だが僕は、後述する理由から、カードを推している。
この段階のコツは、全部の単語に対して作成をしないことと、なるだけ説明を自分なりに噛み砕いておくことだ。
全部の単語に対して作成すると、結局ただの書き写し並みに効果が低い時間をだらだらと過ごす羽目になる。絞ってから作成に入ろう。
また校舎について、例えばバスケットボールのストライク・ザ・ボールの説明は、ググると以下の記載が出てきた。
プレーヤーは足でボールを蹴ること及び拳でボールを叩くことをしてはならない。
- 故意に叩いたり蹴ったりした場合は、バイオレーションだが、偶発的に当たった場合はバイオレーションにはならない。
意図的に足のどの部分でも、ボールに触れてはならない。
こんな風なら、単語カードに書く際、以下の通りくらい砕いても良い。
バスケでボールを蹴ったり殴ったりしてはいけないルールは?
―これで、想起も再言語化も達成できるので、手軽にアクティブラーニング化を成し得ることが可能である。
STEP3:単語カードを逆に使っていっちょ上がり。
最終ラウンドは、【語句】を見て【問題文】を言うことである。これは、単語カードを逆からめくれば教材が即完成となる。
これくらい多方向な学習をすれば、流石に5~6割は頭に残る。しかし、教科書の文章を延々と書き取るだけの変な時間より、掛かる時間は減らせるのだ。
ってことで、副教科の勉強をほどほどに何とかしたいけど、毎度毎度時間切れが激しい方は、是非とも試していただければと思います。
では今日はこの辺で。