『知識は結び付けた状態で頭に入れろ!!』というのは、学習において有名なテクニック(というか心掛け)なんだけれども。
なかなかそれを、特に生徒たちに口で説明するのは難しい。だから、自然にその感覚を養うテクニックとして、メモリーツリーは過去何度もご紹介しているという話。
でだ。最近それの新たな一面に気付いたので、よく生徒に布教するようにしている。その内容は何かというと・・・。
①理科・社会において、何から勉強すればいいかわからない!
②そもそも、自分は何が苦手かよくわからない!
―という状況を打破できるものになっております。難しい話は何にもないし、やってて面白い学習法なので、簡単にご紹介します。
メモリーツリーアウトプット。
準備する物は、まず裏紙とペンだけでいい。
そしてルールも至ってシンプルだ。例えば過去の模試の結果などを見返せば、自分が苦手とされる分野や単元の名前はすぐにわかると思う。
それを紙の真ん中に書いて、○で囲む。後は10分くらいと時間を決めて、それに関連する知識を延々と書き出していくだけだ。
例えば『ヨーロッパ』をテーマに決めれば、10分もすれば↓の通りになる。
その上で、続いてのステップに移る。具体的な手順は2つ。
① テキストを見ながら、そもそも覚え違いをしている部分は無いかの確認。
② 特定のテーマが抜けていないかの確認。
例えば僕であれば、こないだ平安時代のメモリーツリーを作ってみたところ、『天皇名』『奈良~平安の繋がり』『源平合戦前』が綺麗に抜けていた。
となれば逆に言うと、僕はそこさえ勉強すれば良いという目安になるという話である。
てな感じで、やばいやばい!と焦る生徒は非常に多いのだが、自分は何がわかっていて、何ができないのかを把握している生徒は極めて稀だ。
ここは延々と脳内で考えてもしゃーないので、一度パッパと書き出してみることをオススメする。
筆記開示の効果も狙えるので、メンタルも落ち着いて一石二鳥!ちなみに国語や英語、数学に関しては、普通に分野別問題集を解く方が早くて効果的だと思います。
尚、別にいつ受けても良いのだが、何かしらの試験前とか、模試の結果が返ってきた後が一番キリが良いと感じる。参考にされたし。
では、なんと1000文字すら達しなかったが、今日はこの辺で。