今日は時間がマジで無いので、ガチな短編を投下。ま、特に冬休みを前にしてってのもあるんですが、『勉強法』についての相談をよく受けるのです。
今まで答えたのも多いけれど、今日はその内3つを抜粋して、ここに再度まとめておこうと思いヤス。
Q:歴史の流れが覚えられない!!
これは結構なジレンマだよね、と。とはいえ、年号丸暗記等の変な手を使っても、得点は全然伸びないのでまずは落ち着きましょう。
コツは、語句1つ1つをきちんと連想して頭に入れておくことであり、それを鍛えるには『説明するつもり音読』などがオススメである。
例えば教科書を読むにしても、目の前にいる誰かに噛んで含めるように説明するという意識を持つだけで、記憶定着度は段違いになるという。
また、語句1つ1つに対し、『連想』というイメージがつきづらいなら、やはり『メモリーツリー』という学習法を推す。
・・・・・ま、最終手段として、並び替え問題として問われる分野って決まり切っているので、各問題集の類似問題を解きまくるのも即効性が高い。だからオススメだ。
例えば『古代史における文化の変遷』は、『遣隋使・遣唐使』及び『朝鮮半島の動乱』とか『国内の政争』と密接にリンクしており、非常に問われやすい。
それは『日清・日露』の辺りも同様であり、『下関条約、三国干渉、八幡製鉄所、シベリア出兵、米騒動』といった事件がどの時系列で入るかも、かなり狙われる。
ただ共通点として、因果関係が実はハッキリしているというのがあるし、そうでないものは問題として問いづらいというのが実情だ。
よほど語句の知識が無い場合はさておき、狙い撃ちでチャッチャと終わらせる方が効率的かもしれない。
Q:集中時間が続かない・・・。
まずドライに考えたいのは、そもそも集中とは15~45分で一回は切れるものという認識だ。だから、1時間ずっと集中できないのは、当たり前の話である。
そこで考えたいのは、やはり戦略と、それに必要な知識として、脳の習性。例えば、脳は同じ性質の作業が連続すると、急激に集中力を失うというのはご存じだろうか?
英単語を覚えた後に数学の公式を覚えても、それは『インプット』という意味で同じなので、脳は飽きる。だから集中が切れるのだ。
ってことで提案としては、まず15~45分に一回を目安に、5分程度の休憩をセットにすること。そして休憩明けは、できれば作業の性質を変えること。この2点だ。
ちなみに、インプットにしてもアウトプットにしてもしんどい時は、素直にガッツリ休憩を取るタイミングだと割り切って、遊ぶのも一手である。
Q:モチベーションがイマイチ高まらない・・
参考になるのはこの記事だ。
内容は過激だが、ここで一番知っておいてほしい知識は、『モチベーションには2種類ある』ということだ。
それは、最悪のケースを避けるために頑張る『回避型』と、最高の未来を叶えるために頑張る『獲得型』である。
自分はどちらで頑張れるタイプかは、過去のケースも参考に、しっかりとつかんでおきたいところだ。
ヘンな話だが、この考え方を知っておくだけで、『志望校合格』というゴールに対する心構えが変わる。
回避型なら、『冬休み中にこのラインに届いてなければ落ちる』という風になるし、獲得型なら、『冬休み中にこのラインを取れればA判定だな』という風になる。
ちなみに僕はゴリゴリの回避型であり、『あのクソと同じ高校とか死んでも嫌だ』というモチベで発狂しそうなくらい勉強に打ち込んだ過去がある。
やはりここも作戦だ。一度手を止めて、最悪の未来と最高の未来、避けるために頑張れるか、得るために頑張れるか、見つめてみるのをオススメする。
終わりに。
やはり、生の現場で出た質問に答える方が、こちらが当て推量で決め打ちした知識をひけらかすより精度が高い。
実際、同じ悩みを抱いている人は、割といるのではなかろうか?あくまで個人的な意見だが、参考になればありがたし。
では今日はこの辺で。