去年4月くらいに導入した『マジタン』という英単語アプリを、一応フルコンプした。
つっても、大学受験時みたいに1日100~500単語をゴリゴリぶん回すなんてガチなことはやってない。毎朝起きてすぐ10~50単語ずつチェックしていただけだ。
ただその代わり、導入からマジで1日たりともサボっていない。友達と泊りでキャンプに行ったときも、実家に帰ったときも、二日酔いで大変なときも、だ。
もはや歯を磨くといった習慣と同じレベルの行動なので、ストレスが掛かる、掛からないの段階ですらない。朝時間が無くても歯磨きをサボらないのと同じだ。
ってことで、そんなこんなで今僕の頭の中には13,000語が入っているという。勿論結構な数は今この時点で忘れている気もするのだが、確かに変化もあった。
今日は、『変わったこと』だけに絞り、単語を覚えまくった結果を書き殴ってみよう。
- 色んなテーマの英文がすらすら読めるようになった。
- 意味が取り出せなくても、見たことある!という感覚は持つようになった。
- 身近な外来語の語源がちょいちょいわかるようになった。
- 例文を見る癖がついた。
- 終わりに。:結局アプリは単語の暗記に使えるものなのか?
色んなテーマの英文がすらすら読めるようになった。
一番の変化はコレ。今までは特定のテーマに偏って得意不得意があったのだが、流石に13,000語となると、様々な題材に関する単語はひとしきり登場する。
経済、医療、宗教、自然、考古学、世界史、エトセトラ。どのテーマでもある程度躓きが緩和されたので、今まで以上に読んでいてストレスフリーだ。
色んな方が幼少期からの多読をオススメする理由が、30手前にして実感できたように感じる。
意味が取り出せなくても、見たことある!という感覚は持つようになった。
個人的な経験だが、大学受験時、英単語を1800個覚えた後の模試が壊滅したことがある。
理由は、『なんだっけ、なんだっけ・・!』と、多少フックがあるがゆえに思い出すのに手間取って、時間が倍近く掛かったためだ。
『知らん』と割り切れるならスルーできたり、前後の文脈から推測する方に切り替えたりできるのだが、わかりそうなのを捨てるのは少し感情論的に難しい。
・・・最近、それと似た経験をよくするようになった。色んな英文を読んでいると出てくる単語に対し、『見たことあるけどなんだっけ・・!』と思うことが増えたのだ。
覚えたと言っても、それはあくまでデータ上の話。現状の勉強時間でその全てを常に維持できるわけがない。
でも、既視感があるというのは成長を感じるので悪くない。これからももっと、折に触れて英文を読んでいこうと改めて思った。
身近な外来語の語源がちょいちょいわかるようになった。
あまりにも身近に染み込んでいるため、あるいは固有名詞と区別がつかないため、外来語と気づかない言葉がある。
ピノアソートの『アソート』の部分とか、実はこれが『assort』という英単語であり、意味は『詰め合わせ』と気付いたときには、少し恥ずかしいが興奮した。
この経験は何回かしたはずなのだが、全て一瞬の喜びだったため、頭から消えてしまった。しかし他にいくつも、カタカナ英語の語源がわかって嬉しかった箇所はある。
意外だが、確かに感じた変化である。
例文を見る癖がついた。
一見、使い分けが全くピンと来ない単語がある。
例えば『ashamed』と『embarrassed』はどちらも恥を感じた際に使うのだが、その使い分けは結構難しい。
しかし、アプリの意味を表示するスペースの都合上か、例文がほぼ割愛されているため、微妙なニュアンスの違いまでは読み取り切れないことがしばしばだ。
だからか、自然と「英英辞書」などを参照する機会が増えた。なんか向こうの人たちより、使い分けには敏感になった気がしている。
すると結果『ある程度の負担がかかった多読』となるため、僕の読解力は高まりつつあるのではなかろうか?
これはいずれ検証したいと思う。
終わりに。:結局アプリは単語の暗記に使えるものなのか?
最後に気になるこのテーマについて。いっそ、断言してやろうかな。
単語を頭に入れるのは前提!!何を使って入れようが、そこは変わらないんだよ!!
という話。英単語アプリを使おうが、単語帳を読み返そうが、単語の知識が増える意味は同じである。
問題はそこから先で、何回それを演習の中で使ったか、強い記憶へと高めたか、である。
頭の中に入れて満足している限り、優れた単語帳もわかりやすいアプリも存在しない。点は伸びずに終わりだろう。不毛である。
僕自身も点が急上昇し始めたのは、単語を覚えて、2ヶ月くらい演習を重ねた後である。単語の意味がわかることは、同時に長文の主張がわかることは意味しない。
泥臭い話だが、実戦抜きに力はつかない。これは胸に刻んで欲しい。
では今日はこの辺で。