精神年齢9歳講師のブログ

日々を自由研究の如く生きたい。

一ヶ月で点数爆伸びを達成できる(かもな)自学カリキュラムをガッツリ考えてみる。

僕の住む県では、公立高校入試まであと1ヶ月となった。ボーダーを下回っていればやんわりと再考を薦め、上回っていれば『ガンガンいこうぜと背中を押す。

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しかし難しいのは、ボーダーきっかりのケースだ。僕の体感だが、この状態だと9割は志望校を下げることなく突っ込んでいく。

 

そして受かる確率は、これまた体感だが五分五分といったところ。実績再重視の塾とかだと、全力で生徒を説得にかかる数値である。

 

僕の受け持つ生徒にも一人そういうタイプがいる。だが、決意は超固く、下げるという選択肢は無いとハッキリ断言された。

 

であれば、僕ができることはただ一つだ。祈ること?全然違う。少しでも勝率を上げるため、コーチとして彼の学習プラン作りに携わることだ。

 

ということで最後の最後にもうひと踏ん張り、超追い込み期にちゃんと『追い込み切るための施策』を作ったので、ここに説明しながらシェアしておく。

 

 

 日々のルーティン編。

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ぶっちゃけ最後の追い込み期は、こんな生活は1ヶ月以上維持できないレベルで負荷を掛けることを狙っていくので、ルーティンから作り替えねばならない。

 

最優先で固めるのは就寝時間だ。できればここは、7時間30分~9時間くらいと、長めに設定したい。休養を取らねばそもそも学習を継続できないためだ。

 

そして寝る時間は、どの体質であろうが24:00までの入眠を狙う。概して、この時間を過ぎればどんな人も集中力が激減すると言われているのが理由である。

 

後は細かい話はあるが、娯楽を入れれば寝る時間が削れるというのなら、まずは娯楽を削りなさいと。それくらい眠りを重視してから生活を作っていこう。

 

学習方法編。

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基本はタスクシフトを意識し、インプットとアウトプットは連続させないのがコツ。そしてこの時期は、アウトプットから始めた方が良い

 

もちろん、英単語の暗記とか、一問一答で歴史の語句を高速で解答するといったルーティン的学習はその限りではないが、スタミナがあるうちに解いた方が良い。

 

理想は1日で5科目の演習を全部やることである。この時点で、演習のみでも学習時間はざっくり4時間くらいは必要になる。

 

こうやってがっつりアウトプットをしたら、5分くらい休んでインプットに移る。ただしこの際も、解説を見るだけで終わらせたら勿体ない

 

同時に抜けている分野のインプットも片付けてしまおう。例えば社会を解いていて、極端に平安時代前期が抜けているなら、メモリーツリーを作成して埋めてもいい。

 

つまりこの時期は、まず教科書を見て、それから演習なんて迂遠なことをしている暇はマジで無い

 

演習をして、どこが欠けているかさっさと認知し、それに特化したインプットを心掛けるべきだろう。知らないところを知ることが点を伸ばすコツである。

 

基本はこの演習→インプットをシャカリキに繰り返す。それだけで日々の学習時間は軽く6~7時間に膨らむ。

 

16:30くらいに家に帰っても、22:30~23:30までフルマックス学習という計算になる。ゆえにこんな生活、維持ができないということだ。

 

もちろん、結果睡眠時間がバリバリと削れるなら、日ごとにチェンジしてもいい。偶数日は英国数の演習と理社のインプット、奇数日はその逆と言った風に。

 

しかしこればかり書いても机上の空論感がどうしても拭えないので、以下僕が中学生の頃に飛ばされたらという設定で、使用例を書いてみよう。

 

超追い込み期実践例。

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まず、中学生の暮らしを整理する。

 

起床→AM6:30くらい

 

家を出る時間→AM7:45くらい

 

家に帰る時間→PM4:30くらい

 

寝る時間→PM11:00くらい

 

って感じ?ぶっちゃけ、よぅ覚えておらんす。

 

まず特例なのを承知で言うが、僕は朝にクソ弱いため、ガッツリした学習を朝に持ってくることは絶対にしない

 

ということで、今の世ならという但し書きで言うが、『単語アプリ』での勉強を10分くらいポチポチできれば、朝の学習は大成功だと見なす。

 

そして登下校でも学習を心掛けるなら、前日にやった問題の解説を空で思い出すなど、『想起』をベースにした時間を設ける。もちろん、交通事故に遭わん程度に。

 

また学校でも、昼休み・大休憩・授業の自習などを使えるなら全力で搔き集め、家に帰った時点で1~2時間くらい勉強した状態を作っておく

 

そして家に帰ったら、その後例えば塾の自習室に行くとか、机の上から娯楽を一掃するとか、まずはとにかく勉強用の環境に身を置く。全てはそこからだと思う。

 

で。僕であれば、自分の得意不得意を考えて、以下のセットで学習を進めるかなぁ。

 

英語

30分で過去問1年分

→休憩

→10分で間違ったところを自己解説

 

国語

40分で過去問1年分

→休憩

→10分で間違ったところを自己解説

 

数学

50分で過去問1年分

→休憩

→別日に間違えた分野のインプット

 

理科

30分で過去問1年分

→休憩

→25分で間違えた分野のインプット

 

社会

30分で過去問1年分

→休憩

→25分で間違えた分野のインプット

 

的な。もちろん極端に増減はしないが、平日はいくつかをインプットのみにしたりと、5科目完遂することは心掛ける。(休日は全部やります)

 

また、志望校のボーダーを余裕で超過している科目があれば、そこは『伸ばす』より『維持する』ことに切り替えて、演習だけにして時間を振り分けることもままある。

 

これを僕が実践できるかはさておきだが、これをやって点数が間違っても落ちるなんてことは無いと思う。

 

最後に。~メンタル編~

 

最後はメンタルの小技ですな。何度やってもボーダーを超えない、あるいはやることが多すぎて混乱してしまう。

 

そんな時は、必殺の『筆記開示』。やるべきことも脳内のカオスも、全部紙に書き出そう。目安は大体5分ほど。

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基本これで頭はだいぶクリアになる。時間的に余裕があるなら、近所を10分程度散歩してみてもいい。これもまた、集中力復活とメンタルの回復に一役買う。

 

ここまでゴリゴリに武装しておけば、ある程度迷いも消えた状態で学習できるはずだ。残り1ヶ月。それを30日と仮定すれば、200時間を累計で超えたいところである。

 

やり方さえ合っていればそんだけやって点数が微動だにしない方がおかしい。それもまた、最後の最後で、”自信”の下地となるわけで。

 

踏ん張りどころくらい、死ぬ気で勉強したらいい。死なないから。

 

ということで今日はこの辺で。

 

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