年代がもろバレだが、小学生の頃によく『えいごリアン』という教育番組を、学校の授業で観ていた。
あまりにも懐かしいので、最近小6の英語の授業の際、その頭で流すようにしている。尺は15分くらいなので、色々とちょうどいい。
―ここでふと生徒の反応を見ると、結構色々『おや?』と思うことがあった。その動画で使用していた表現は、その時間だけかもしれないが、使えていたのだ。
しかも集中力は割と高めのまま40分を終えることができた。ぶっちゃけ英語の授業の冒頭は毎度毎度難しいと思っていたのだが、少し最適解の1つが見えた気分だ。
ということで中2の授業において、この仮説を検証してみた。今日はそんなお話。
普段とは違う刺激を与えられているか?
授業の開始時にすることって、驚くほどテンプレ化しており、こちらからすれば新鮮味もクソもない。
例えば、「どうせいい話でもするんでしょ?」とか、「どうせテキストの問題を解くんでしょ?」とか。
もちろん完全に予想できる何かを毎回実施することで、「授業モードに入れよ~」というのをルーティン化するという狙いもあるだろうが、その通りに行かないことも多い。
実際僕のクラスはマンネリズムに厳しい生徒が揃っていたので、上記の仮説を試したいのもあり、早速こないだの授業頭にぶっこんでみた。
『今日はディクテーションからやるぞ~い』
生徒『はぁ?(*´Д`)』
といきなりいって、それの軽い説明をした後、その前の授業で解説した英文の例文を3つ、順番にレベルを上げつつ、3回読み上げてみた。
当然僕の声に意識を向けないとスペルに書き起こすとか無理ゲーだし、普段と違う『耳からの刺激』なので、色々と上手いこといかない訳で。
結果、ディクテーションに使ったのは5分程度だったのに、深い集中を彼ら・彼女らの中に生むことができたと感じている。
・・これだけで結論を出すのはマジ暴論だが、少し見えたことがある。
①基本、書いたり読んだり解いたりという学習は、生徒が慣れ切っている!
②だからこそ、リスニングを取り入れると、反応はかなりいい!
という具合。あとやってみたいのは、授業の途中に一人ずつ別室に呼んで、『超簡単な面接』とか。
つまり塾でも学校でも手薄になりがちな『聴く』と『話す』を上手くカバーできれば、また違った刺激を生徒に与えられるとみて間違いなさげ。
冒頭の短時間の最適な使い方は、これからも検証を重ねていこうっと。
では今日はこの辺で。