最近言い間違いが顕著に増えて、老いを感じる中元(29)です。
手前味噌だけど、後期の業績の調子がよかった。具体的な数値はピンとこないので伸び率だけ言うと、売り上げは120%ほどの伸びである。
『いや~えがったえがった』と喜んで終わりでも良いのだが、再現性のある教訓やヒントを取り出しておかないと、いつかこれは大敗に転じる。
ってことで今日はそれを考察し、2021年前期はどんな手を打っていくかの中身まで、ゴリっと書いておこうと思う。
著作権もクソもないので、ヒントになった!と思われたなら、是非おパクりください。ではいきませう。
今までと変えたこと。
なぜこの結果になったのかを考えるに際し、そもそも前年度とどれくらい状況が違うのかってところから確認してみた。
すぐに気付いたが、生徒数そのものも、その内訳も、あまり変化が無かった。つまり単純に、客単価が上がったということだ。
―ではなぜ客単価が上がったのか?偶発的な原因だが、コロナ禍で学習の遅れを不安視し、それで授業数が増えたのかなと、とりあえず思った。
もちろんそういった一面もあるのだろうが、それだけじゃ全ての説明はつかない。もしそうなら、少し落ち着いた夏あたりで、その出は落ちていくはずだからだ。
しかしデータを見ると、夏季講習の売り上げも過去イチくらいになっており、何か別の要因があることをにおわせている。
だから一旦、データ外のことに目を向けよう。
以前どっかで書いたのだが、今年度から保護者・ご家庭とダイレクトで繋がるSNSを構築することに力を注いだ。
コロナ休校中もそれは同じで、ひっきりなしに飛んでくる相談に答え、授業連絡や内容を伝え、検定等の提案をそこでぽこぽこと行う。
とにかくひたすらに、『サービスを非常に提供し易くなった』のと、『声が届きやすくなった』という体感がある。
『うちの子が塾で何をしているのか?』というのをガッツリ伝える場として"面談"を用意してはいるのだが、それは前期・後期の2回だけ。
小出しにはなるがリアルタイムで様子を伝える場ができたこと、そしてそれをある程度普及できたことが、去年との最たる違いである。
ってところまで考えて、「もしや?」と思う仮説を閃いた。続いてはそれを書いていく。
返報性か、不安の表面化か。
人間心理とは不思議なもので、良かれと思って貸しを作り続けると、いずれそれがマイナスに作用することが多いのだという。
例えば、日頃から何くれと良くされることを当然と感じ、たまに依頼を断れば『なんだこいつ』とクソ腹立つことを思われるといった話。
少し飛躍気味だが、僕はこの心理と、可視化された生徒の様子が結びついて、今年度の数値になったのではと考えている。
その理由は、前年度比で150%以上に、テストや検定前の単発個別授業の申込が増えたからだ。
日頃から授業の様子を細かに伝えることで、『ここが少し苦手』という情報がご家庭に伝わる。『特別に対策した方がいいのでは?』という思いが膨らむ。
同時に、『何をすればいいかわかってくれているなら、授業を追加してでも任せようかな』といった思いが出てくるのではなかろうか。
実際、案内を渡した際、『わざと授業を遅らせて単発個別を取らせてぼろい商売してんだろ!!』という感情論は一度も噴出したことが無い。
逆にほぼ全員、『やっぱ対策しといた方がいいですよねぇ・・』という感想を抱いているものである。これは経験則だけど。
ご家庭とのパイプができ、情報という付加価値が届きやすくなって、結果返報として個別のコマが増えた?
ぶっちゃけ脆弱にもほどがある仮説だが、これを確認する術は非常に簡単である。
全連絡の付加価値を今まで以上に増やしてみる
てな具合だ。だから早速新年度、僕が僕に課すノルマとして、週に1度ではあるが原稿用紙1枚分のボリュームで報告を送ることを決めた。
いわばある種のメルマガだ。ここまでガッツリとテキストベースのものを送っているスタッフは、少なくともウチの塾にはいない。
校舎内でも差別化を図ることができる。一石二鳥。うっひょい。
・・・これは大学生講師に強制までは出来ないが、意識づけくらいはどっかのタイミングで全体に徹底して行う。
或いは、それを埋めていけば勝手にハイボリュームになるテンプレートを作ろうかなとも考えている。面倒なこと、何の意味があるのかわからないことを人は頑張らない。
・・・はい、てなわけで少し脱線しましたけれど、
関係の有無はさておき、ご家庭と強いつながりを作ることと付加価値を与えることを意識したら、数値でましたよ!
ってのを結びにしときやす。とりま、次年度から僕は塾講師兼メルマガライターを名乗ることになりそうっすわ。どうなるか楽しみ。
では今日はこの辺で。