ウキウキして買ったサントラが再生できないとポンコツPCにイラついていたら、なんとそれはBlu-rayディスクでした。FF万歳、中元です。
―何度か書いたことだけれど、僕はアウトプットが生業なので、それが枯渇しないよう毎日結構な労力をインプットに割いている。
例えば今は起きてすぐに『バカの壁』を読み直しているし、たまにすっぽかすが寝る前に高校日本史の参考書を読んで入眠というのを決まりにしている。
仕事中も、少しでも手が空けばWikipediaか何かをサーフィンしているし、YouTubeのチャンネルも気付けば、何かしらの知識を得られるものに偏っている。
・・・そんな中最近意識して取り組んでいるのは、『自分では既知と思っていること』の中から新たな発見を取り出すというものだ。
『俺は知ってるぜ』という思い込みは、人の思考を止める。そう「バカの壁」に書いてありましたし。だからそのリミッターは、意識して壊すに限る。
・・・だがこれは、思っている以上に難しい。どうしてもぬたりと、「知ってる」という思いが色々考えることを阻害してしまうのだ。
とはいえ、そうやって斜に構えた感じで、しかも自分ではさほど面白みを感じていない態度を出してしまうと、それは生徒に結構伝わってしまうのだ。こら、いかん。
既知のことでも新鮮さを感じ、「これは生徒に伝えたい!」といつだってウキウキしていたい。じゃなきゃ講師としてむず痒い存在になる。
てことでそれを達成すべく、僕が打っている手についてご紹介したいと思う。
まず僕が一番手をこまねいているのは、『英語』である。
別にぺらぺらでもないし発音も超日本人なので笑止なのだが、知識オタクではあるため新たなネタをひっさげるのが毎回毎回結構大変である。
そんな中でも最近よく観ているのが、『英語圏の講師が英語の文法を英語で教えてくれる動画』である。
文字にしたら意味不明だが、つまり国語の英語版である。ここには、向こうの人が実際に使ってみて感じる知見が盛り込まれていて、結構面白い。
例えば『To read books is very fun for me.』という例文は、『be動詞はareじゃなくてisだよ~(^v^)』というどうでもいいことが、よくテストに出てくる。
しかし『To V を主語の位置に置くのはなんか気持ち悪いから、It is ~ (for ) to V の方が自然』という主観的な論は、教科書にすら載ってない。
しかもそれを言っているのは英語圏の人なので、説得力が違い過ぎる。そういう意味でも、英語の人がノンネイティブに英語で授業している動画が好き。
後はたまに、本当にたまにだが、『英英辞書』もたまに読む。例えば『study』と『learn』の違いって意外と面倒なので、そういう類語を調べる際に使う。
やはりどうしても、細かいニュアンスの違いというのは、外国語で表現しづらいらしい。
日本語だとしっくりこない説明も、英語でされていたら腑に落ちることもしばしばだ。あと単純に、サボりがちな長文の学習にもつながるので、そういうメリットもある。
・・・こうやって『知ってる病』をキャッチして、それに対する手を打てるようになるには、どうすればいいのか?
個人的に一番簡単な方法は、自分が得意とする分野の難度を上げてみる、ってことかなと。
例えば中学の歴史が得意なら、高校の歴史の学習をやってみるとか。それもできるようになったら、その時代をテーマにした歴史小説を読んでみるとか。
僕は幕末の説明が社会だと得意なのだが、その情報源は教科書・参考書・動画授業・ゲーム・小説から来ている。割といい意味でカオスなのだ。
知っているというリミッターを意識的に外し、如何にそこへ日々新しい発見を付け加えられるか?
講師という仕事は、アウトプットのプロであることが求められるが、そのためにはインプットのプロでもあらねばならないことを、アマチュアの僕は強く感じている。
まぁつまり、勉強って楽しいぜという話なので、昨日より今日の方が新しい発見があった方が良いじゃないですか。例え次の日に2つ忘れようとも。
ってことで今日はこの辺で。