スキマ時間ほぼゼロで、人が詰め込んだ仕事を必死に解決してきたら10時間経ってました。熱狂ってこんな感じ?いや、多分違うよね。中元です。
ある程度『引き上げ』が終わったタイミングで振り返ると、今年の戦績は『だいぶ渋い』の一言に尽きる。そんな感じであった。
原因は非常に簡単であり、その生徒が属するグループの集客ができていなかったから。つまり友達が取り切れておらず、そちらが多い方へどさどさと流れていったのだ。
今残ったのは、そういう友人関係のあれこれで判断しないタイプや、もともと学校外でつるみたくないからといった孤高のタイプが多く、なるほどなと考えている。
こういう事象が起きた手前、それを『いや~、今年は運が悪かったネ』というゼロ反省で終えるのだけは絶対に嫌だ。
だからこの記事でみっちり検証していこうと思う。つってもそこまで文字数を膨らませる気もないのですが。
『友人』の集客が上手いところに学ぶ。
まずは色んな角度から分析する。やはり中には友人集客が非常に得意な塾が存在し、それによって強く深い顧客層を丸ごと得ているところもある。
そういったところが全情報をオープンにするわけないので推測が多分に入るのだが、その塾はとりあえず生徒の顔を売るのが非常にうまい。
SNSを見ていると、誰がその塾に通っているのか、非常にスケルトンなのだ。(危険と言われればそれまでだが)
これを考えると、そのうまいカラクリが見えてくる。基本、僕らが生徒に対し『紹介してや』といっても、それは全くと言って良いほど機能しない。
例えば僕らも、「この商品いいから買いなよ」と言われると、少し身構えたりしないだろうか。それに近いところがある。友情を利益に変えるような違和感。
或いは、『やだよ』と拒絶されることの恐怖。だからそもそも、弱っちい声掛けで生徒が動くことは無いと考えた方が良い。(詳しくは後述)
一方、通っている生徒を可視化していると、それを見た外部生が『〇〇に通っとん?』とその生徒にアプローチする可能性が生まれる。
自分から推すときと違って、相手から来てくれるのだ。そうすれば拒絶の心配はまず無いので、トントン拍子に話が進んでいくという次第である。やはり、うまい。
もちろんそのためには面談の中などでご家庭ごと丸ごと取り込む人柄が問われる。やはり個人情報に厳しい人はいるし、それでも顔を堂々と出せるって凄いのだ。
ってことでまず第一の気付きは、
「さりげなく"誰が"通っているかをオープンにし、口コミが生まれやすい土壌を作っておく」
という点だ。ちなみにこれは、僕の校舎だと非常に弱い。今から追い上げるにはかなり厳しいところはあるが、例えば横顔などでハードルを下げて挑みたいと思う。
なぜ生徒は生徒を呼ばないのか?
このテーマについて、実はちょっと前に考えて結論を出したことがある。口コミが起きない最たる原因は、『材料』がないことだろうなと。
いうなれば、『この商品を売ってきてくれよ、お前の売り方に任せるからさ』という状態では、人は全く動かないのである。何をすればいいかわからないからだ。
そのために今必死こいて考えているのは、『友人紹介』の『材料』である。言い換えれば、塾の魅力とか細々したことを語らずとも、『これをみろ』で済む何か。
そのために浮かぶ施策としては、例えば『体験授業』『ブログ』『紹介してくれた生徒に図書券』と言ったものが浮かぶが、僕はそれでもまだ不十分だと感じている。
それらの間にさえ、もう一歩導線が必要だ。体験授業やブログには、まだまだ壁が一枚、二枚と潜んでいるに違いない。
では、その導線とは何なのか?ここは考えてもなかなか結論が出ないし、検証が追っついていないのだが、多分、ということで言う。
『名前だけなら知っている状態』の人をたくさん作ることである。
僕が思うに、
『誘われた』→『でも何もしらない』→『体験やブログいってみるか』
とは、意外とそうはならない。知らないモノを調べるのってけっこう手間なのだ。
しかし、次のように流れれば、話はだいぶ変わる。
『誘われた』→『名前だけなら知っている』→『体験やブログいってみるか』
すごく雑な例え話で言うと、友達からあるところのピザ屋がオススメと聞いた、その名前どっかで聞いた、そういえば家にビラが来てたな、見てみようという話である。
知っていると知らないの間にはけっこうでかい壁が潜んでいる。そこを取り除く努力をしないと、口コミは起きようもないのだ。閉鎖的コミュニティに未来はない。
正直ちょっと無駄に見える校門前のビラ配り。あれもまた、『塾や講師の顔を売るための大事な場』である。言い換えれば、『無知を知にする好機』なのだ。
今は密の状態を作ったら怒られる状態なので気を遣うが、如何にして心的バリアを努力して取っ払っておくかって、やはり非常に大事なんだなと考えさせられる。
終わりに。
ってことで、タイトルの問いかけに答えないといけない。正直、答えなんかない!でも、仮説だけなら作ることができるわけで。
① 宣伝のための材料は絶対に作る。
(定期的な体験授業会、ブログ記事など)
② 積極的に表へ出ていく。
(直接のビラ配りなど)
スマートなことに終始していると、これって達成できないよなと。もっと泥臭くあるべきか。いやぁ、意外なところに着地。
今回の痛い経験は絶対活かす必要がある。来年泣かないため、今頑張ろうっと。
では今日はこの辺で。