精神年齢9歳講師のブログ

日々を自由研究の如く生きたい。

【同業者向け】「非常勤講師」の【メリット】を考えているか?

何やら【塾講師】としての僕に、面白い動きがチラホラ出ているようです。詳しくはまだ語れないし知らないけれど。中元です。

 

はい。今日は若干久しぶりの、【同業者向け】シリーズである。ここでいう同業者は、塾運営者であったり教員であったりを想定しているつもりだが、今日は特に前者。

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割り切った【カネ】というメリットでの繋がりの価値がやや薄れつつある今、どのようにして大学生講師に気分よく働いてもらうか?というある種永遠のテーマである。

 

それについて、管理職(笑)になって3年くらい経つ今、僕が意識して行っていることについて、その理由を添えて書いていく。

 

 

【価値】の過渡期。

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しばらく、僕が見てて少し思う、非常勤講師の価値観について述べてみる。

 

非常勤講師は言い換えれば「大学生バイト」のことであるが、この呼び方があまり好きじゃないので、非常勤講師で統一する。

 

思うに、【彼らが働くモチベーションとは、なんだと思うか】という質問をすると、

多分答える人の年齢によってキレイにわかれるのではと感じている。

 

40代以上の方は、「ナンボ稼げるか」と大体答えるのだが、30代間近の僕は、「どんだけ給与以外にも得られるものがあるか」だと考えている。まだ仮説だけど。

 

確かに給料がゴミだとそもそも誰も集まらないが、給料がズバぬけていても他が欠けている状態だと、平気で鞍替えされうるという話である。

 

では、ここでいう”欠けている”とは何か?それは、働くことが時間・労働力と金銭の交換以外の意味を全く持たないという意味である。

 

例えば、ひたすら荷物を受け取っては積み上げるバイトをしたとして、確かにお金は貰えるが、悲しい話それ以外には何も得られていないだろう。

 

そのバイトを極めても、フォークリフトには敵わない。その人の価値を高めるという意味では、ほぼ何も得てないに等しいと言えないだろうか?

 

ー塾講師という業態であってもそれは同じだ。大学生は思っている以上に、自分が提供しているモノによって何が得られているかに敏感である。

 

「大学生はどうせ暇だからよぉ」という価値観で考えるとマジで危険だ。休日にポコポコ入れるような真似は絶対にしてはならない。嫌われるというレベルじゃない。

 

・・・僕は生徒だけでなく、講師側のメリットや、時間を毀損しない方法をずっと考えているため、常日頃から上からの「早く決めろ」という圧をずっと受けている。

 

だが、そこは完全にスルーだ。申し訳ないが、思い付きで授業をぽこぽこ埋めた人の後任を務めた1年目は、ぼろぼろなそれを調整するのが非常に大変だったためである。

 

今はその辺に気を遣い、「あいつは遅さが直れば・・」と言われながらも、数値をキッチリみんなのおかげで伸ばせてきているので、そろそろ許してくれねーかな。

 

・・ということで、【時間】や【個人の能力】といった非代替の要素が重要視されている今、「カネが一番」と彼ら彼女らが思っているという先入観はクソである。

 

もちろん最低限のそれは保証しないといけないが、そこに終始したら多分僕は速攻そっぽを向かれ、部署を潰してクビになっている

 

ということで以下、どこまで僕が病的にその辺を気にしているか、一例を紹介したいと思う。

 

声掛け例。(あー手前味噌)

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まず当然だが、事前に調査した勤務可能日時を絶対に守る。これに尽きる。そしてなるべく、電話は鳴らさない。これもまた、結構大切。

 

前者は論外だから良いとして、後者は「直接なら断れない」というタイプの人には相当なプレッシャーを強いる可能性が高いからだ。

 

過去にあった例だが、僕がとある講師に仕事を依頼し、それを受諾してもらいほっとしていたら、別の人から「俺が先に声掛けしてたんだけど」と突っ返されたことがある。

 

断れないタイプの人には、大抵仕事が集中する。だから、こういった意図しないダブルブッキングがよく起こる。

 

この時は、その後の処理がくそめんどくさかったので、以来僕は電話で決めにかかることは、超よほどじゃないかぎり、無い。

 

今は必ず、【条件・日時・生徒像・依頼したい理由・それによるメリットを添えて、テキストで送っている。(というか上記全てを口頭で伝えるのも疑問符)

 

もちろん電話よりは返答も遅いし、断られる率も高いが、その代わり同時にあちこち声を掛けられるし、僕の手が止まらないという利点もある。

 

また、電話は取れないけどLINEは見れるという状況は意外と多いので、電話より早くレスをゲットできることもしばしばである。

 

さて。先ほど【メリット】というのを下線部引いて書いたのだが、この部分で僕は何を伝えているか?ぶっちゃけ給料面では勝てないので、一例をご紹介する。

 

(勤務歴が浅い講師に対して)

→「超絶授業しやすい生徒だと思いますよ」

 

(中学教師希望の講師に対して)

→「色んなタイプの生徒に触れて、経験値積んでください!」

 

(1日に1コマしかない講師に対して)

→「テスト期間近いんで、速攻埋まります」

 

といった感じ。

 

他にも覚えてないだけで、必ずその人にとって得な要素をどれだけこじつけだろうがひねり出し、書き添えている

 

「いいから働け!!」といって適当に扱う人間の末路は悲惨なことなど、本を読めばそこらじゅうに書いてある話だ。

 

100%しくじる道は、とりあえず選びたくないので、ここはかなり気を遣っている。

 

ー後は・・とりあえず講師にはかなり裁量を多く持たせつつ、授業以外の労力をできる限り減らせるように色々とシステムに頭を使っている

 

この辺は企業秘密というより、クセが強すぎて言語化できないのだが、非常勤講師がラクをするために、僕は結構働いている自負がある

 

・・・ここまでやって結果が出てなければマジ下僕wなのだが、今のところ今年度が始まって5か月なのに、目標数値の60%を超えそうという段階だ。

 

これを自分ひとりの手柄にしたら面白いほど人が去っていくので、居酒屋で宴会は無理にしても、BBQで超高級な肉を焼きまくる慰労会でもしようとは考えている。

 

身銭を切るなと怒られはするけれど、身銭を気前よく切りたくなるくらい本当に一生懸命働いてくれるので、そのくらいはやりまっせ、ワシは。

 

はい。ということで書きながらちょっと熱くなったけれど、昨今【個人の価値】が重要視されている今、時間とカネの交換という価値観は、マジウケません

 

他にどんな良いことが与えられるか?どんな環境を提供できるか?その辺諸々まで気を張らないと、多分色々マジ危ないっす。

 

日々勉強して、落とし穴だけは絶対避けつつ、色々と。

 

ないがしろになっちゃってないか、少し思いはせてみるのはどないでしょう。では今日はこの辺で。

 

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