つくづく自分は人と仕事をするのが下手だな~と、そんなことを思う出来事が連続しました。協調性ってなにそれ、おいしいの?中元です。
さて。まだそれについて考えるには早い段階なんですけれども、今日は【志望校決定】についてお話ししたいことがちょっとありまして。
ただし今から言うのはですね、おそらく色んな受験アドバイザー的な人が言うこととはだいぶ違うことだと思います。
なので、あくまでも色々割り引いて、「こういう意見もあるんだな~」ということでお聞きいただければと思います。
では以下、続きです。
いきなりですが、皆さんは【チャレンジ校】って設定したことはありますか?
現時点からスランプもなく成績が伸びて、しかも本番問われる単元が自分に有利なものばかりで、つまり全部が全部上手くいって、初めて届くみたいな学校ですね。
例えがなかなか難しいんですけれども、10月の時点で偏差値が55ぐらいの人が、偏差値60ちょっとぐらいの学校を狙うようなものかなと思います。
もちろんこれ、上手くいく人って毎年ゼロでこそないのですが、こういったレベルのところを志望校にする選び方は、個人的にはあまりおすすめしないです。
少なくとも自分はやらないですね。模試で言えば【A】判定を取れていない学校は、志望校には絶対に入れません。
僕がそうする理由って何なのか、書くと方々から殺されるような気もするんですけど…。自分の体験をもとにお話ししたいと思います。
高校受験のとき、僕は偏差値で言えば55くらいの高校を志していました。がむしゃらに頑張った結果も出て、成績もなんとか、そこに向けて伸びてもいました。
ただ、内申点がうんこすぎて、どんなにその高校のボーダーを模試の点数とかが上回ろうと、結果【チャレンジ校】という存在から変わらなかったんですね。
言い換えれば、実際に受かる確率はどこまで行ってもいいとこ五分五分みたいな状態だったんです。
そして、ここからすべてを返上して勉強に捧げても、この段階を抜けることは無いんだろうなっていうのは、11月・12月ぐらいにもう悟りまして。
そして僕は何をしたかというと、何のためらいもなく志望校を2ランク落としました。
もちろんその高校に行きたいという気持ちはあったんですけども、大事なのはそこに行くことではなく、【公立高校に行くこと】。博打をしてる場合じゃない。
そこで、まずは1ランク試しに下げてみたのですが、それでもちょっとまだギリギリっぽかったんですよね。
ならばともう一個下げたところ、うんこな内申点を差し引いてもさすがに大丈夫そうだってことで、そこにしたんですよ。
そして何とかそこには合格できまして、その後もなんだかんだで大学進学はしております。
さて。自分の【この選択】は、結果論ですが大英断だと思います。よくやった俺と、マジで褒めてあげたい。
それはなぜか?これは持論なのですが、頑張って頑張って背伸びして、自分の実力を伸ばしきった果てにギリギリで届くレベルの環境は、たぶん地獄だからです。
自分の本来の実力を上回った集団、もとい環境に浸かると、もちろんそれはそれで適応することもあるんですが・・・。
それと同時に、見事に落ちこぼれるっていうリスクがあることも承知しておいた方がいいと思います。
例えば県内屈指の進学校に受かってしまったがばっかりに、そこの勉強に全くついていけず、その中で落ちこぼれてしまうケースは決して少なくありません。
実際、300人ぐらい受かったとして、3年後に同じ人数が卒業することはほぼありません。何か、足りないんですよね。何があったか知りませんけど。
それに、例えば県内一の進学校の落ちこぼれと、そこから2ランク下の高校で一番点数が良いヤツって、普通に後者の方が優秀なんですよね。公立校に限れば。
もちろんネームバリューで戦えれば前者の方が有利な場面はありますが、「どのくらいできてて、今は何ができるんですかぁ?」と聞かれた瞬間終わりますよね。
ただしこの辺は、「ネームバリューさえあれば落ちこぼれでもいいんだ!!」っていう珍しい割り切り方をしてれば死ぬほどどうでもいいです。
しかしそうじゃない限りはですね、すごく頑張って頑張り抜いて、そこからさらに運が良ければ受かる博打のところは、志望校にしないほうがいいと思います。
ここについては、僕自身無意識に徹底していました。高校の頃も、なんやかんやでもう一個上のレベルの大学にしろとか結構詰め寄られましたけど、断固拒否。
理由はざっくり2点。
まず、もう一個上の大学にすると、どんなに頑張っても【B判定】だったからなんですよ。つまりどこまで行っても、ギャンブル要素が強いじゃないかと。
そしてもう1つは、何とか滑りこんだとしても、自分が持つ資源(特に時間)全てを突っ込んで勉強し続けなきゃ、ついていけないという環境が予測できたからなんですね。
こんなところに身を置けば、いろんなことを楽しむ余裕もなければ、もちろん遊ぶ余裕もなく、視野を広く持つ余裕もないでしょう。
そんな大学生活、心底嫌だったんですね。
だからこれ言ったら超嫌味だと思われるんですけども、自分の能力をフルマックスで出してなんとか届くレベルの環境は、地獄に様変わりするリスクがあります。
そしてそれは、下手すればネームバリュー等の恩恵を打ち消してしまうかもしれない。それくらい強烈です。いい大学出たけど、それだけという人は悲惨です。
まぁ、この辺は一人ひとり変わってくるただの価値観ですので、こういった観点もあるよっていうただのサンプルとして考えていただければと思います。
では、今日はこの辺で。