1つ終わらせると2つに増える。誰だザオリク要員は!!!こんな感じで仕事が終わらなさ過ぎて泣きそうです。中元です。
さて。今日はマジで、絶望的に時間がないんですよ。飯食いながら、運転しつつ、これに吹き込んでいるという、めちゃくちゃマルチタスク状態です。
そんな状態で今回何を話そうかということなんですけど、今日小学5年生の女子から、面白い質問を受けたんですよねー。
それは、【どうすれば人にうまくものを伝えることができますか?】っていうヤツです。
わかりやすい質問ではあるんですが、答えるのってバカ難しいですよね?だってそんな方法があったら、僕が使いたいですもん・・・。
ま、それはさておき、尋ねられた以上ちゃんと答えました。そしてその中身は、もしかしたら他の人の役に立つかなーとも思いました。
そんなわけで、どういう風にこれに答えたかをですね、ここに再現しておこうと思います。
そもそも小学5年生で説明の良し悪しを語るにおいて、例えば演繹法がいいよーとか、帰納法がいいよーとか、そんな次元の話は要らないと思うんですよね。
シンプルな話、説明に難儀するときって、ほっとんどの場合インプットが足りてないですね。
つまり何かを表現するときの道具として、言葉が頭の中に無さすぎるっていうことです。
例えば今到着待ちなんですけど感情類語辞典って言う人の気持ちを表現する言葉だけをまとめた本があるんですね
これが実は、思った以上に分厚いんですよ。ということは、人の気持ちを表現する言葉ってだけ取り出しても、実はめちゃくちゃこの世に存在するってこと。
そしてそれはつまり、その言葉の数だけ、似て非なる気持ちの一つ一つがあるということでもあるんですね。
場面によっては、嬉しいんだけど、その言葉でもハッピーという言葉でも上手く表現がしきれないって場合、また違った言葉が必要ということです。
ちなみにこの際は、【歓喜】って言葉を使うとしっくりくる気がします。
さて。だからこそまずはとにかく、頭に言葉をチャプチャプ溜め込むことが何より先決じゃないかなって思いますね。
そうするうちに、他の人が言ってる言葉の意味がだんだんわかってきて、わかれば興味を持つきっかけをつかむことも増えていくんですよ。
そして興味を持つからこそ、「今度この言葉を使ってみよう」とか、そんなことを思う場面も出てくるわけですね。
では、どうやって会話や説明における語彙を増やしていくかなんですけど、僕は個人的にあんまり漢字ドリルとかをやりまくることはオススメしませんねー。
なぜかと言うと、僕らが普段使う言葉に意識をちょっと向けたら気づくんですけど、あんまり二字熟語って喋りに使わないんですよ。
むしろそれらをいっぱい使っちゃうと、会話や口頭の説明においては、異常に硬い表現になってしまうんですね。
例えば、以下の例文の印象はどうでしょうか?
「今日の昼食として、洋食の一種であるハンバーガーを外食の候補に入れましょう」
・・・なんか違和感すごくないですか?だってこれは、書き言葉なんだから。
漢字ドリルで習うのとは少し違うメッセージを伝えるには、やはり別のソースから仕入れていく必要があるんですね。
じゃあ、オススメの方法は何か?僕が思うに、小学6年生までが対象の、難易度が低いそれで全然構いませんので、読み物として辞書を読むことですね。
1ページ、1ページ、絶対に覚えるんだとかそういった力みはなくても大丈夫です。ただペラペラと眺めるだけでも、語彙がかなり着くのではないかなと。
そしてこの方法は決して思い付きで言ったんじゃなくて、東進衛星予備校で有名な林修先生も、「読み物として広辞苑を通読する」と、確かブログで書かれてました。
また、実業家の堀江貴文さんも、小学校の頃にとんでもない学力と知識を得たきっかけは、百科事典を何十回も熟読するのにハマったってことを言ってます。
そういった風に、ひたすら言葉がたっぷり載っているものをしっかり読むって経験が、ひいてはその子の悩みである説明力向上に繋がるんじゃないかなと思います。
実際、その生徒は話を聞いてても、ややボキャブラリーが少ないです。頭の中に材料がない状態でテクニックを教えても仕方がないんですよ。
「材料は玉ねぎしかありません、でも美味しいカレーの作り方を教えてください」って言われてるようなもんです。
ということで回答のまとめとしては、「今は説明の仕方とかテクニックとかは二の次で、しっかりと頭の中に言葉を入れること」ってとこですね。
何かしらの参考になっていれば幸いです。 じゃあ今日はこの辺で。