精神年齢9歳講師のブログ

校舎での出来事、読んだ本、つまりインプットを全てアウトプットに変える実験場、的な。

【塾講師】と【教員】の違いについて、少し思い巡らしてみた。 結果、僕にとっては前者を選んで正解だったとわかった。

明日は尿酸値検査のため、今日はお酒を控えようと誓っているのに、我慢が大変なヤバいヤツ中元です。どうやって睡眠まで持っていこうか・・・・。

 

さて。こんな仕事をしているので、たまにふと思うことがあるんですけれど、【塾講師】と【教員】の違いって何なのかな、と。免許の有無とかそんなんじゃなく。

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ほんとたまに、ふと考えるんですよ。サッカーとフットサルみたいなもので、この2つの仕事って、やってることはほぼ同じに見えるじゃないですか。

 

しかし、明確に別々の職業として分けられている以上、その違いは一体どこにあるのだろうか。

 

・・・これを掴んでおかないと、学校でやってることと全く同じサービスを提供してることになって、私企業としてどうなのって思うんですよね。

 

僕らにはできるけれど、学校の先生にはちょっと難しいこと。手前味噌ですが、僕が今考えていることを言いますね。

 

それは、【学校の外の世界を生徒に伝えること】です。以下、それについてつらつらと。

 

 

世界はいくつ?

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教員の仕事って、勉強をベースに、集団行動の経験などを通じて、社会を生きていくために必要なスキルを身につけさせることだと思うんですよね。

 

その「社会」の縮図が、子供達にとっては【学校】という場です。だから、彼ら彼女らの「社会」とは、そこで閉じた世界です。

 

だからこそ、そこからつまはじきに遭ってしまうと、生きることすら諦めることもあるぐらい強い影響力を持った世界なんですよね。

 

いじめ自殺とかっていうのは、その一番悲しい結末だと僕は思います。

 

ところで、学校という場が、属する「社会」のほぼ全てというのって、結構教員の方も同じじゃないかなと、僕どうしても思うんですよね。

 

そしてこれは、教員の方々が”悪い”のではなく、教員という働き方に問題があると思ってまして。

 

まず、休みとかあんまりないじゃないですか。で、朝から晩まで仕事してるじゃないですか。近くの中学校、ほぼ毎日、22:00とかでも一部電気点いてますからね。

 

さらに、たまの休みとかも、部活動でなどで潰れてロクに遊ぶこともできないですよね。

 

それもあってか、「#教師のバトン」プロジェクトも、むしろ闇を掘り起こす結果になりましたよね・・。

www3.nhk.or.jp

 

―そういった状態で、学校とは無縁の世界でそれとは関係ない色々な経験値を得ることって、なかなか難しいと思うんですよね。

 

しかも、確か公務員が副業で金銭を稼ぐことって、法律で結構ぎちぎちに制限されています。

tihoukoumuin.com

 

だからこそ、例えばビジネスを通じてナマの【経済】に触れて、そういう経験値を溜めることさえなかなか難しいというのも、教員の現状だと思うんですよね。

 

教職の待遇改善って、ほんと急いだ方がいいと思います。もう皆さんが気づいている通り、ですが。

 

そういえば、僕の大学の先輩で、尊敬もしている中学の先生がいるんですけれども、そのお方って相当行動範囲が広いんですよ。

 

ただ、ふと思い巡らせると、最近は部活動が入るなどで土日がほぼ無く、どこにも行けていないとぼやいていたのを覚えています。

 

そう言った風に、色んなことに触れるのが大好きな人が、一部の世界に閉じ込められている状態って、非常にもったいないなと思うんですよ。

 

やはり子供たちは、自分たちがまだ知らない世界の話を聞くことが好きらしいです。その材料を集めに行けない状態は、その方もかなりもどかしいのではないでしょうか。

 

どうしても見たり聞いたりするものが学校の中とか、テレビから発信されるものに限定されていくと、他の「社会」の存在を伝えるのが非常に難しくなるんですよね。

 

なぜなら、材料がないからです。YouTube とかで知った情報を伝えるのも別に悪くはないんですけど、そこに経験や体験が乗ってないと、情報をただ喋ってるだけになる。

 

この辺を本当にもどかしいと思ってらっしゃる教員の方は、どうしても多いんじゃないかって、勝手に想像しておりますね。

 

一方、塾講師は気楽なもんです。副業でお金稼いでもいいし、別に人間的な模範を守り続ける必要もないし。

 

授業の頭に、他の社会の存在のことを、どんだけ喋ってもいいわけです。(怒られない限り)

 

そして、僕はここに最たる違いがあると思うんですよね。所詮僕らは、教員免許を持たないモグリ。実力主義な代わりに、色んなことから自由です。

 

真面目にできない代わりに、教員の方が踏み込めない世界へ突っ込んでもいい。そこで経験値を拾ってこれるから、伝えるネタもいささか変わってくる。

 

ここが違いにして、お互いがすみ分けるべき箇所かなぁ、と。僕は子供の人間的な模範にはなれない代わりに、また違ったオトナの姿を見せることはたぶんできる。

 

それでいいかなー、と。

 

・・・ちなみに、僕が【教員】という仕事を絶対選びたくない理由は、まっとうに生きられないからです。

 

あんな朝早く出社とか、本当に嫌ですね。魚釣りに行くとき以外、早起きしたくないです。土日潰して好きでもない部活動に奉仕とか、マジ嫌です。御免こうむりたい。

 

そんなのもあって、今の仕事を選んでるってのはあります。つまり僕は、結構なくそ人間でして、学校にいられる大人とは別種です。

 

そんなんとは子供たちもなかなか出会わないことでしょう。だから、包み隠さず自分がどんなにくそかってのを語るだけでも、それなりの価値がありそうじゃないですか。

 

そんな風に、前向きに考えてます。

 

これからもインプットと、それを体験して経験値をくっつけることを日頃から意識して、外の世界に関する情報を伝えていければなと考えてます。

 

では、今日はこの辺で。

 

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