超徹底して睡眠環境整えてみたら、久しぶりに7時間以上目覚めずに朝を迎えました。まだまだ睡眠負債あるし、明日もやろうっと。中元です。
はい、今日のテーマは、「忘れない記憶の作り方」っていうのをテーマに語ってみようかなと思います。
手前味噌ですが、僕は物を覚えるのが得意だなーっていうふうに人から言われてきたんですけど、自分ではそうでもないと思ってるんですよね。
実は、電話番号覚えられないんですよ。職場もそうですし、実家の電話番号も、覚えてないです。冷たい話ですが、僕以外の家族の誕生日も、覚えられてません。
それに、興味がないこととか、すぐ忘れちゃうんすよ。周期表もほとんど言えないですしね。
そういう意味でも、僕は別に才能でここまで来たっていうワケじゃないのですが、確かに一部のテーマを除けば、覚えることそのものは得意です。
今日はこのこと一本で、うだうだと記事にしていこうと思います。
【才能】なのか、【やり方】か。
暗記の仕方を紹介した話とか本とか読んでてふと気付いたんですけど、”ある方法”とかやり方で覚えた記憶って、忘れないですし、忘れてもすぐ思い出せるんですよ。
それは至極シンプルで、様々な暗記術の中から、二つ以上を組み合わせて、覚えたい事柄を頭に入れる、ってことです。
・・・何度も紹介してる好きな逸話があるんですけども、アメリカの物理学者にファインマンさんいう人がいまして。
その人がお父さんによく言われた言葉として、「物事を理解できた時とは、それに対して二通りの説明ができた時だ」みたいなことがあるんですよ。
これって結構真理だと思いますね。基本的に何か覚えたいけど全然頭に入らないなってときは、大体入れ方が一通りなんですよ。つまり、思い出しようがない。
最悪なのは、読みも意味も分からない漢字を覚えようとするときとかですよね。これだと、漢字のイメージを忘れた瞬間に、記憶からきれいさっぱり消えます。
なぜかと言うと、思い出そうにも「見た目」以外のとっかかりがないためです。そういう意味でも、二通り以上の覚え方をしておいた方が絶対に良い。
例えるなら、昔何かの番組であったのですが、「思い出す」とは脳みそにストックされた知識から延びた紐を、手繰り寄せるようなもの、らしいです。
この紐が弱すぎるともちろんですが、少なすぎても引っ張り出すことはできません。覚え方の種類が少ないと、似た現象が起きまくります。
例えば、なぜ興味・意欲・関心があれば、大抵のことはスッと覚えられてパッと出てくるのか?そういった心理的な前向きさが、紐の強度を格段に増すためです。
ただし、全部が全部そうするわけにもいかないじゃないですか。そういった風に、さして興味があるワケでもないものに対して、どうすれば強い記憶の紐を作れるか?
この辺こそ、正直やり方やテクニックの話だと思うんですよね。なので、やっとこさ本題です。
今日は一通りってことで、僕が普段使ってる覚え方であったり、その際の心がけであったりってのを列挙しますんで、是非ともそのうち二つ以上を使ってみてください。
そうすれば、大概のことは覚えられるのではと思います。では、行きましょう。
暗記法とはゲームである。魔法である。技である。
①メモリー・ツリー
※再掲します↑
最近一番使っているのは、「メモリー・ツリー」です。これは過去の記事で何度も書いたので、その記事の紹介に留めます。
jukukoshinohibi.hatenadiary.com
こうやって覚えておくと、思い出したい言葉があった時に、その関連する言葉を思い出せば、結構閃くことがあります。
例えば桓武天皇という名前を忘れても、「その人は平安京を遷都した誰かさんだったよな・・」っていう情報があれば、「桓武だ!」って思い出せます。
こういった思い出しの引き出しを作るためにも、メモリー・ツリーはやっぱ強力なテクニックだなあと思いますね。
②2m-1m-2m暗記
そして次。社会の一問一答系のテストなど、問われるものが語句で、かつ試験範囲が決まってるものに対しておすすめなのが、この「2m-1m-2m暗記法」 ですね。
それぞれ、【2分→1分→2分】という意味です。ちなみに、これは僕が勝手にオリジナルで作った造語です。
さて、そのやり方は超簡単。最初の2分間は、ひたすらその問題を解き続けます。例えば(1)~(20)っていう風に、順番通りに解き続けましょう。
その後1分間は、なるべくぼーっとして、休憩をします。この時間も結構大切です。
そしてラスト。今度の2分は、問題番号を逆から遡って解いていきます。(20)~(1)っていく風に、ですね。
たったこれだけですが、結構頭にかかる負担が大きくなって、より密度の濃い記憶ができるので、簡単ですけど強力なテクニックだなと思います。
③想起読書
これもやることは簡単です。本を読んで、ある程度読んだら、そこで一旦手を止めて内容を思い出すって言うただそんだけです。
今また【サピエンス全史】を頭から読んでるんですけども、大体2ページぐらい読んだらそこで手を止めて、「どんな内容だったっけ?」と脳内で軽く要約する感じです。
これ挟むと結構頭に残りますし、思い出せないとしたらたぶん理解できてないとか、そういった自分へのごまかしにも気づけます。
そういうのもあって、オススメですね。
④人に説明するつもりインプット
四つ目が、【人に説明するつもり法】です。厳密にいうと、特にインプットで使うかな~という方法です。
これは少し職業病に近いんですけども、生徒の顔を頭に浮かべて、「そいつにこの本を授業するとしたらどうするか?」という風に考えて読書すると、全然違いますね。
例えば非常に簡単な言葉での説明を作るには、そもそも自分が120%わかってないといけないので、必要な理解度が跳ね上がります。
やってるとかなり疲れますが、これは塾講師であろうがなかろうが非常に有益で効率的な方法じゃないかなー、と思います。
⑤マルチモーダル法
簡単に言うと、一つのテーマについて、様々な目線や媒体、刺激で勉強するということです。
例えば日露戦争のことを勉強するとして、教科書で一通り流れさえ覚えれば、ある程度ちゃんと説明はできます。
しかしそれにプラスして、例えば【坂の上の雲】といった小説を読んでみたり、ロシア軍の動きを調べてみたりすると、また違った刺激が脳へ行きます。
結果、多くの視点から一つのテーマを支えることになるので、より深く強く記憶が作られるように僕は感じています。
さて。これら5つのうち、2つ以上使っていれば、なかなか忘れない強い知識が出来上がるんですが、やはり非常に時間がかかります。
だからこそ、なかなか覚えられない分野とか、どうしても身に着けたい知識に絞って、活用していただければなと思います。
では今日はこの辺で。